体験運転第1回
GW初日、渋滞にめげずに松井田妙義ICを目指して車で出発。いつの間にか我が家の車にもHDDナビとETCが装備されたので、ゴキゲンである。しかし、関越渋滞はある程度予想していたとはいえ、朝6時で環八の瀬田~谷原で2時間近くかかるとは思わなかった・・・
体験運転まで時間が少々あったので、文化むらを通過して、そのままめがね橋まで上がってみた。文化むらから旧線跡を利用したアプトの道が整備されてから初めての訪問であり、ハイカーも多く訪れていた。美しい新緑のなかに新線のアーチもそのままの姿で残っていた。
文化むらに戻ると、まだ時間があったので、新線跡を利用したトロッコ列車に片道だけ試乗し、歩いて帰ってくることにした。この列車は文化むらから丸山変電所を通り、旧線との分岐あたりにできた日帰り温泉施設「峠の湯」までを結んでいる。
現役の時は、なかなか前面展望を望む機会のなかった区間なのだが、架線も残り、雰囲気は満点。この区間だけでも65パーミルの勾配がある。
丸山変電所を背に、DLが2両のトロッコを押し上げる。
信越本線が現役の時は、屋根は落ち、ガラスも破れ、朽ちていた丸山変電所だが、いまは当時の雰囲気はそのままにきれいに復元保存された。
丸山変電所前の好撮影地だったカーブ。否が応でも63を追いかけたあの日が脳裏に蘇る・・・
踏切や信号機は往時のまま残されている。
散策を終えて、いよいよ初めての体験運転。30分×2回の予約だったが、前の人のドタキャンがあったため、いきなり3回チャレンジ。さすがに初回は基本的な手順を飲み込めておらず、指導機関士さんのちょっと厳し目のご指導をいただく。まだ、運転を「楽しめる」状況ではなかった。
さらに2回目。2エンド側で自弁を緩めた際に、ブレーキからビー!!!という大音響が。「え、なにか間違って壊しちゃった?(汗」と、かなり焦るも、指導機関士さんは落ち着いたもので、やや手こずりながらも自弁を操ってシリンダの圧力を調整しながら音を収めてもらった。詳しいことはよく分からなかったが、ブレーキ管の調子で季節の変わり目には良くあること、らしい(「ぶれる」と言っていたかな)。いかにもアナログな機械らしいものの、突然のハプニングに見舞われたこちらはしばらく動揺を隠せず、そんな私を察知したのか、指導機関士さんから「気にするな」との励ましのお言葉が。
この日の3回は、ブレーキの練習を主に、あっという間だった。
Recent Comments