坂道停車の技
■EF63体験運転 第15,16回
これだけ通っていながら自分で動かすことに頭がいっぱいで、他のひとが動かしている63の様子を撮っていないことに気が付いたので1枚。本日は25号機。
今回はやっと3ノッチ残しをしない上り坂でのブレーキングを教えてもらった。諸氏の体験レポートを読むと、もっといろいろな技があるはずなのに、最近はマニュアル外のテクニックは積極的に教えないようにしているのか、はたまた自分がまだ指導員さんのお眼鏡にかなっていないだけなのか不安である。
それと残念な知らせがひとつ。(恐らく)近隣住民対応のため、体験区間折り返し地点での汽笛吹鳴が自粛となった。確かに現役時でも列車がただ通り過ぎる場所だったので、新たな騒音と言われても仕方のない部分があるのかもしれないが・・・。騒音は汽笛だけではなく、レールのきしみ音や、機関車自体から発する音もそれなりにあるはずなので、これ以上の問題に発展しないように願いたい。(この際、折り返し地点を人家のなくなるところまでさらに延ばせば問題解決?)
体験運転後は時間があったので、ついでに63のシミュレータに移動。このシミュレータは、もちろん実機をベースにしているのだが、すごいところはコンプレッサーを用いてブレーキ管に本当に圧縮空気を送り込んでいること。だから当然、圧力計も自弁単弁の動きに合わせてアナログ的に実物と同様の挙動をするのだ。
そして途中で顔を出してきた係員の方(この方も元機関士だろう)に、このシミュレータの裏側(?)や、トロッコのこと、体験運転では習わないテクニックなどをいろいろ教えてもらうことができ、今日はこちらの方が収穫があったかも知れないと思う程だった。
最後に、峠の湯まで徒歩で往復して、この日の横川訪問は終了。なお、アプトの道の途中で、道のまんなかに横たわる青大将(ゴハチではない)と2回遭遇した。ひとを見るとそそくさと逃げていったが、一応、要注意。
« 峠の麓は大盛況 | Main | 万博だより その2 »
「EF63体験運転」カテゴリの記事
- 煙薫る峠の麓にて ~EF63体験運転~(2015.09.20)
- 撮り鉄&運転鉄(2015.03.01)
- 鉄道遺構 熊ノ平へ(2014.03.23)
- EF6311峠を下りる(既報の感想)(2011.02.28)
- 緑溢れる碓氷峠(2010.06.13)
The comments to this entry are closed.
Comments
おお、ついに0ノッチ停車ですか。これで上り坂停車がますますむずかしくなりますよ~。外見は単純ですが、ものすご~く奥深い!?
次はSP進段?(←まだ私も経験してませんが)
早く延長された体験運転線を走らせたいです。たびめも管理人様がうらやましいです。私はやっと予約が入れられ、次回体験運転は7月中旬頃です。去年より予約が入れずらいですね。これもトロッコ効果?
かつてアプト道を散策した際、私もゴハチ?に数回遭遇しました。この時期は多いみたいで。
Posted by: YUUMIN | 2005.06.24 11:16
>YUUMINさま
3ノッチ残しはある程度考える余裕がまだありますが、0ノッチ停車は制動までモタモタしているとすぐに止まってしまうので、タイミングを図るのが難しそうですね。
私も次回は7月の予定ですが、私の63歴にとってはいよいよ初めての夏が到来します。機関車はまさに熱源の塊、考えただけでも汗が噴き出してきそうですね・・・(できれば午後はあまり乗りたくないカモ)
Posted by: ON(管理人) | 2005.06.26 20:44
管理人様
確かにこれからは車内はつらい季節ですね。熱風扇風機は気休め程度だし...
7月に延べ5時限も予約を入れたのはちょっと無謀だったかもしれません。いいダイエットになったりして!?
Posted by: YUUMIN | 2005.06.27 11:19