シリース進段
■EF63体験運転 第21,22回

~鈍く輝くEF63のマスコン~
今回は久々に新しいステージへ突入。
前回8月よりは若干涼しくなったなか、普段どおり仕業検査を済ませ、のんびりとトロッコの発車を待った後の出発。いざ汽笛一発、1ノッチへ進段したところで・・・全然動かない。あれ、と思ってパネルに目をやるとHB遮断と送風機のランプが煌々と付きっぱなし。ということで、トロッコ待ちの間にのんびりとし過ぎていたようで、HBを入れることをすっかり忘れて出発しようとしてしまったのだった。恥ずかしい・・・

~パネル上部の3つのランプがついているときは機関車は動きません~
気を取り直して、順次6ノッチまで進段したところで、隣から「シリース!」の声がかかった。
6ノッチでは勾配に入った途端にガクンとスピードが落ちるのだが、シリースまで入れるとそのままの速度でグイグイ上っていくので、これまでとは感触がまるで違い、63の力強さを体感。体験運転線の隣を走るミニSLと併走してもこれまでは必ず追い抜かれていたのが、今回は互角に競ってしまった。
ちなみにスピードの変化に伴ってブレーキのタイミングも当然異なってくるわけで、その感覚を掴めぬまま基本の3ノッチ残しで停車しようとしたところ、目標停止位置を見事に通り過ぎてしまった。こんなときこそ、0ノッチ停車が活きてくることを教わった。

~園外から見る63と連結体験用の車掌車~
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