今日の予約はA2,B5と飛び飛びで、時間つぶしの移動手段確保もあって久々に車で向かったところ、関越で事故渋滞に2回もはまってしまい遅刻しそうな雰囲気になってしまったため、途中で文化むらに連絡して急遽私の後の予約の人と順番を入れ替えてもらうというハプニングもありつつ、無事到着。
■EF63体験運転 第51,52回【推1訓】
本務機関士になって初めての乗務。いよいよ「スペシャルメニュー」が加わった。50回越えでまず新たに体験ができるのが、1エンド側(横川方)での推進運転と1エンド連結訓練。いずれも回数を重ねると、2エンド側での推進運転や、緩急車の連結体験、さらには重連運転へとステップアップできる仕組みである。この日は早速新メニュー2つを同時にこなす「1エンド連結訓練+推進運転」(通称:推1訓)をセレクトしてみた。
体験運転線で順番を待っていると、いつもは事務室にいる課長が出てきて、連結訓練のレクチャーを簡単に受けた。たまたま別の時間に緩急車の連結体験の様子を見る機会があったので、その時の写真を交えると・・・
まず、体験運転線手前で、一旦停止。旗手から旗を横につなげる仕草のサインが送られたら準備完了の合図なので、汽笛を短く2回鳴らす。
~連結モードの合図~
↓ 徐行で、連結ポイントへ
~緑旗を横に大きく振る仕草は「来い」~
↓ 連結ポイントの手前で一旦停止
~赤旗は当然「停止」~
↓ 再度、緑旗が振られたら、いよいよ連結へ
~自分の目でも確かめながら接近~
↓
~赤旗・縦、緑旗・横小刻みは「最徐行」~
↓
~赤旗と同時にブレーキをかけ連結完了~
というのが、基本的な一連の流れである。
そして連結訓練は、緩急車の代わりに訓練機(通称:連結訓練マシーン)を用いて行う。
~マシンをセットしたところ~
これは、いかに衝撃なく連結面に機関車を停車させることができるかを測定する機械である。線路上に長く伸びた棒に機関車が触れた瞬間に緑の円盤がめくれて赤くなるので、それと同時に旗手が赤旗を振るのを見て、単弁・急ブレーキで機関車を停止させる。
~測定面~
素早く止めれば赤い針の振れが少なく、つまり針の振れが少ないほど優秀ということになる。これは旗手との呼吸もありそうだ(そんな大げさなものではないけど^^;)。ちなみに私は慎重になりすぎて早すぎるノッチオフを繰り返してしまい、なかなか機関車が前に進まなかった(^^;)
連結だけでもこれだけのボリュームがあるのだが、これに推進まで加わると時間も限られているので、1コマで2回分の作業をこなすように密度が濃い。(料金もそれなりの価格設定だし。)
推進運転では、2エンド側の運転台から窓の外へ振られる旗の誘導に従い、1エンド側の運転台を使って機関車を操作する。運転台では半身をひねり、首を窓から出して後方を見ながら運転するので、ハンドルには完全に背を向けることになる。したがって、完全に手探り状態となり、ブレーキ弁に手を持ちかえるときに空をつかむことも。
最終の停車位置目標の感覚がまだ掴めずに、ノッチオフと制動のタイミングが狂った挙げ句、気付けば機関車が坂道で後退していた(危ないなぁ^^;)。・・・と、これも慣れが必要なようだ。
また、推進や連結となると、旗手や反対のエンドと汽笛で合図を送る機会が増え、現役時代の横川機関区の様子を彷彿とさせるようで、臨場感が増したように感じた。
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