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May 2007

はやぶさ de ヒルネ

博多に前泊し、翌日熊本で午後から打ち合わせ、という出張があった。

熊本へは何時の列車で移動しようかな・・・と時刻表をめくると、リレーつばめと有明に混じって、燦然と輝く魅惑的な列車が目に飛び込んできた。寝台特急はやぶさ号である。

この列車は下松から立席特急券で乗車可能、いわゆるヒルネ扱いのある列車である。JR九州の超おトクな特急回数券、2枚きっぷや4枚きっぷで乗れるかが気になったが、みどりの窓口で切符を提示するとすんなり立席特急券を無料で発行してくれた。

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~はやぶさ号、博多駅入線~

ということで、博多を2分前に発車するリレーつばめより20分以上も遅く着く列車をわざわざ選ぶ奇特な客を乗せて、はやぶさは博多駅を後にした。

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~4枚きっぷと立席特急券~

編成は前から喫煙Bネ、A個、B個、禁煙Bネ×3両の6両編成。乗車率は惨憺たるもので、各車両に数名。最後尾の6号車に至っては誰も乗っていない。(MGが付いているから、意図的に割り当ての順番を落としているのか?)立席特急券にはご丁寧にも「着席できません」と書いてあるが、この状況で「座るな」と言われても・・・。座っちゃダメなら、ということで寝っころがらせてもらった(^^;

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~最後尾からの景色も楽しめる~

持ち合わせていたICレコーダーでついでに車内放送も。
はやぶさ号車内放送(熊本到着)

「つばめ」では味わえない贅沢なひととき。こんな機会ももう2度とないまま、はやぶさが終焉を迎えそうな気がした。

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~熊本駅に到着したはやぶさ号~

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SL機関士へGO!~三笠鉄道村体験運転~

■S-304蒸気機関車体験運転 第1~3回

午後、いよいよ本物の蒸気機関車を相手にハンドルを握る時間がきた。運転するのはS-304という、昭和14年製のC型タンク機関車。工場入換用に製造された機関車のため小振りな車両だ。鐵原コークスで使われていた名残がいまも側面に残っている。

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~編成はトロッコ2両をつなげた3両編成~


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~先・従輪はなく、全て動輪~

まずは詰所にお邪魔して、貸与されるナッパ服に着替える(上から羽織る)。ロクサンでもナッパ服を着ようと思えば着ることもできるが、逆に着なくても支障はない。しかしこちらは火を取り扱うSL。服が汚れること以上に、火傷などの事故防止のためにもナッパ服着用は必須だ。

しかし、これを着るだけでもそういう気分にさせてくれるから、制服とは不思議なもの。さらに帽子と軍手ですっかり気分ができあがったところで、いよいよキャブへ上がらせてもらう。

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目の前で燃えさかるボイラーの炎がまさしくSLの命。その熱を直接肌に感じながら、指導の先生から操作方法のレクチャーを受ける。とりあえず体験運転で操作するのは、

・汽笛
・加減弁(自動車のアクセルのようなもの)
・逆転機(自動車のミッションのようなもの)
・排水弁(ドレインを切るためのもの)
・ブレーキ弁

の5つ。注水弁の操作や投炭は同乗の機関助士担当の先生がしてくださる。

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ちなみにブレーキはロクサンと同じく単弁と自弁があり、ここでは単弁のみを用いて制御する。1kg/cm3が基本なのはここでも同じで、何回か操作して感覚を掴む。

そしていよいよ、逆転機を前に倒して前進位置へ。排水弁を閉じ、出発準備完了。後方確認ののち、汽笛一声。この汽笛も蒸気機関車ならではの、力強くも哀愁を感じる音色だ。最後にブレーキを緩解し、加減弁を開くと、S-304はドラフトと共にゆっくりと動き出した。おぉぉ~、小振りといえども、立派な蒸気機関車。操作に追われてあたふたしながらも、かなり感動。

しばらく加速をつけたら逆転機を少し中立側に戻し、次に通行人に蒸気を浴びせない場所で排水弁を操作して、ドレインを切る。と、ほどなく停止目標が近づいてくるので、加減弁を閉じ、逆転機を前に戻して、単弁で停止。

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~機関室からの前方の眺め(ワイパーはない)~


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~身を乗り出すとこんな感じ~

そして帰りは、逆転機を後進位置にして同じ操作で戻るというのが、一連の体験運転の流れである。

・・・いまは、こうして自分の復習を兼ねて思い返しながら冷静に書くことができるが、実際は、先生から飛んでくる指示に従ってハンドルを操作するのがもう精一杯であった。しかし、迫力あるドラフトといい、ドレインを切る音といい、直に火を燃やしているエネルギーの塊を相手にしている実感はものすごいものがあったのは確かである。

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そして、この日は私のほかに4人の方が体験運転に訪れてきており、私以外は経験者の皆様だったので、ちょっと失礼してキャブに乗ったまま勉強させていただいていたのだが、お話を伺うと実は4人とも関東の方。しかもロクサンの本務機関士ということでびっくり。鉄道文化むら・北海道運転会場の様相を呈してしまったようだ(^^;

ちなみにここの良いところは、とりあえず運転時刻の決まりはあることにはあるが、トロッコにお客さんを乗せるとき以外の空いている時間なら、実際は機関車の機嫌(蒸気圧の加減)次第で乗りたいだけ乗れること。ただし、運転すればしただけお金はかかるので、調子に乗りすぎると危険な一面も孕みつつ(^^;)、横川と違っておいそれと気軽に来れる場所ではないので、満足行くまで乗って帰ることができる。

ということで、私は結局この日は初回を含めて4回乗務(初回は「練習」ということで無料)。しかしここで「本務」を目指すのはさすがにキビシイ。

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SL体験運転への道~三笠鉄道村訪問~

このところ、ロクサンの体験運転からは少し足が遠のいているなか、碓氷峠鉄道文化むらのホームページからリンクが張られている三笠鉄道村でもSLが運転できることを知った。今年度はこの週末(5/13)から開始だというので、思い立ったが最後、機上の人になってしまった。

三笠鉄道村も碓氷峠と同様に、昔の鉄道施設を活用した施設であり、旧幌内線の幌内駅跡地を転用している。構内の数百メートルの線路を使って蒸気機関車S304が動態保存され、私も学生の頃に一度訪れてトロッコに乗車したことがあるが、それから体験運転もできるようになっていた。

新千歳空港からは車でおよそ90分。初回講習開始時刻の10時30分より少し早く三笠市に到着したので、鉄道村に向かう手前にあるクロフォード公園で休憩。ここも鉄道村の関連施設で、三笠駅跡地に幌内太駅の駅舎が移築され、鉄道公園になっている。

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なかでも最大の見物はキハ80の6連。食堂車やグリーン車も含めて、ここまでしっかりとした編成単位で保存されている例は少ないと思う。ほかにも駅舎の跨線橋とDD51が牽く貨物列車の組み合わせ、往年の姿を偲ばせてくれるようだ。

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~迫力あるキハ80系6連~


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~懐かしさを感じる風景~

なお、ここから旧幌内駅(鉄道村)までのおよそ2kmにわたって、鉄路が残されたままになっている。これは鉄道村とクロフォード公園の間で計画されている保存運転に備えてのことで、そういう意味では、碓氷峠のお手本とも言える。

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車を再度走らせ、キハ22やDD51など北海道にゆかりある車両が所狭しと並べられている鉄道村へ到着。

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~ちょっと傷みが痛々しいキハ22~


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~今日の主役S-304号機関車~

さっそく事務室へ向かい、まずは会員カード用の写真撮影ののち、初回講習。聞けば今日は計5人の体験運転者がいるが、初回は私一人とのこと。最初に簡単な講習があるのは、他の体験運転と同じシステム。

まずは幌内鉄道の歩みをもとに、幌内線の歴史をおさらい。そう、小樽(手宮)から幌内にかけての鉄道が日本で3番目に開通した鉄道であり、また石炭輸送を担うという意味で初めて産業機関としての意味を持って敷設された鉄道ということで、北海道のみならず日本の鉄道史にとっても、ここは大変重要な意味を持つ場所であるのだ。それなのに、小樽の手宮線も幌内線も今となってはその姿はなく、なにか言い尽くせないものを感じてしまった。しかし、だからこそここにこれだけの立派な施設があり、鉄道が走らなくなってから20年が経ったいまでも、鉄道のあった歴史をこうして伝えているという姿勢に納得。

その後、続けてS304の操作方法をDVDで学習。蒸気機関車が動く基本的な仕組みは知っていたが、実際の運転となると、投炭、給水、圧力調整などいろいろな作業がある。それらを矢継ぎ早に説明されるビデオについていくのが精一杯。うぅ、さすがは蒸気機関車、難しそう。そんな様子を見透かされたように、「実際は大丈夫ですから」という言葉を掛けていただく。・・・まるでロクサンの初回講習と同じ流れだ(^^;

講習は午前で終わり、食堂車キシ80を改造した食堂で昼食。

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~メニューにカツ丼はなかったけど(^^;~

午後からいよいよ本番だ。つづく。

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ホームウェイ de かぶりつき

仕事帰り、新宿駅に着くと「東海道線不通」の電光掲示が流れていた。

時刻は22時過ぎ。この時間だと小田急だと藤沢行きのロマンスカーがあることは知りながら、定期券がJR経由なので小田急の改札を横目に山手線に乗り、品川から湘南ライナーを捕まえるのがコースになっており、今日もその予定であった。

しかし不通ときては仕方がない。だが、その代わりに振替乗車票をゲット。

これはチャンスということで、湘南ライナーの代わりに特急ホームウェイ91号で帰宅することにした。久しぶりのロマンスカー。しかもLSEで展望席が付いている。せっかくなので、前展望の1Bを指定してみた。

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ホームの明かりが流れていく夜間の景色もまた乙なもの。昔はよく小田急にも乗っていたが、複々線が梅ヶ丘まで伸びてから、まともにかぶりつくのは初めてかも。いろいろと新しい景色やらお久しぶりな景色が目の前に飛び込んできて、いつもは眠りこけてしまう家路も今日は一睡もできなかった。途中駅で停車するとホームから丸見えなのはちょっと目の置き場に困ったりもしながら(^^;、改めてパノラミックなロマンスカーの展望席の素晴らしさに気付かされた。

この席で新聞広げるなんてもったいない。それならわざわざ最前列取る必要ないのに。

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黄色と黒に希望を乗せて~DMV試験的営業運行~

いま、黄色と黒のヤツがアツイらしい。といっても、タイガースではなく、ましてやリゲインでもない(♪黄色と黒は・・・って懐かしい)。そう、鉄道と道路の両方を走れるDMVだ。

JR北海道で実用化に向けて精力的に開発が進められた結果、ついに4月14日から釧網本線・浜小清水~藻琴間でめでたく試験的営業運行が開始された。そして幸運にも運行初日のチケットの予約に成功したので、はるばる女満別まで飛んできた。

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~駅前で鉄輪を降ろして仕業検査を行うDMV~


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~後ろから~

DMVは日産シビリアンを改造した車両。よって見た目も、内部もマイクロバスそのものだ。定員も非常に少なく、試験的営業運行では旅客定員が12名しかない。

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DMVの最大の特徴は、線路と道路の両方を走ることができる点。そのモードチェンジの方式は、岳南鉄道でのデモ走行時jからさらに改良が加えられており、道路からモードインターチェンジにそのまま進入し、あとは車輪を降ろすだけで本当にあっけなく終了する。

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~道路から線路に乗るDMV~

しかし線路へ出発するには、鉄道区間を担当するJR北海道の運転士と道路区間を担当する網走バスの運転士の交替、ATS動作確認、列車閉塞の確保など、いくつかの手続きを踏む必要があり、こちらの方がよほど煩雑である。

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~列車として出発準備中~

乗り心地は、ジョイントでやや突き上げる感じがありやや固い印象があるが、のんびりとしたスピードなので気になるほどでもない。沿道の車に次々と抜かれていった。

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~右手にオホーツク海をみながら~


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~レールを快走するDMV~


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~雄大な景色のなかではより一層小さく見える~


原生花園とオホーツク海という2つの雄大な景色を見ながら、線路を走行したのち、藻琴駅で道路へ脱出する。

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道路へのモードチェンジは、それこそ鉄輪を格納するだけで完了。あとはハンドルを切るだけだ。ただ、再び運転士の交替と、閉塞の手続きのためしばし停車することになる。

その後、いまきた線路沿いを、今度は国道を使って浜小清水駅へ引き返し、往復約60分の乗車コースが終了。同じ風景でも線路と道路両方から眺めることができるのは、観光資源としても面白い。夏以降には、より観光周遊にふさわしい道路ルートに変更されることも計画されているそうだ。

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JR北海道では、今後1年間この試験的営業運行を続け、実績を積み重ねていくとのこと。まだ本格導入にあたっては課題も残されているようだが、鉄路の残る道を見い出すひとつの手法として今後の展開が気になる乗り物だ。

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国鉄色気動車を訪ねて~茨城交通3連イベント~

東京から100kmあまりの地にありながら、未だ国鉄キハ20系気動車が現役で走っているという、ある意味博物館的な茨城交通。これまで機会に恵まれずに未踏の地だったが、GW中に国鉄色3両編成が走るらしい。天気にも恵まれていたので、久々に三脚を持って「鉄モード」全開で出撃してきた。

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~上野からスーパーひたちで80分~

茨城交通は立派な橋上駅舎になった勝田駅の片隅にある1番線から発車する。JRと接続しているローカル私鉄の典型的なスタイルだ。出札窓口で1日フリーきっぷ(800円)を買い求め、早速ホームへ。

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日中は2編成で運用されており、この日は新型気動車と国鉄色キハ20が交互に運転されているらしかった。最初に乗車したのは、新型気動車。GWとあって同業者のほか、家族連れや地元の方も含め、座席の6,7割が埋まるくらいのお客さんを乗せて出発。

勝田を出た列車は、すぐに日工前駅に停車したのち、町中の景色のなかをトコトコ走る。しかし次の金上駅を過ぎて、林を抜けると風景が一変し、一面の田園風景のなかに飛び込む。とても1分前までと同じ路線は思えないこのギャップがとても面白かった。

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~あたり一面が撮影地の中根駅で下車~

中根駅周辺では思い思いのポイントでカメラを向けることができる。

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~キハ205+222の2連~


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~昭和にタイムスリップしたかのような光景~


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~ほどよい汚れが雰囲気を出してます~

「国鉄」を満喫したのち、準急色に塗装されたキハ2004に乗って、那珂湊で途中下車しながら終点の阿字ヶ浦へ。

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~板張りの床に整然とボックスシートが並ぶ車内~


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~いかにも終着駅な阿字ヶ浦駅~



~阿字ヶ浦駅発車シーン~

島原鉄道のキハ20も先行きが怪しまれる中、こちらもいつまでこの姿でいられるのか、、、

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JMBステータス ランクアップ

香港からの帰り、関空からJALに乗ったら、搭乗半券にJGPとEMERALDの印字が入るようになっていた。月末にJGCプレミアのカードも届いて、今月からJMBのステータスがひとつあがったらしい。

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~国際線機材の767だったのでクラスJに変更してみた~

これも1~3月のFLY ON POINTばらまきキャンペーンと、年度末のバタバタ出張が都合良く重なったため。プライベート(という名の修行^^;)と合わせてちょっと多めに飛行機に乗ったら、7万FOPを越えた。しかし積算されたのは先月なので、本来ならJGPは6月からだと思うのだが、前倒しで適用されたようだ。

だが、JGPのサービスで感じるメリットは携帯電話でもフリーダイヤルで予約センターにつながること位。羽田のD/Pラウンジは一足先に先月から利用できるようになっているが、窓が大きく広々としたサクララウンジの方が好みだし、検査場も一般レーンが空いていればわざわざ遠回りする必要もないし、結局ほとんど立ち寄っていない。

一方、このところ青いA社からはすっかり足が遠のき、陸マイラーと化している。一応SFCは持っているけど、向こうもこちらのそんな搭乗実績を見通してか、気のせいかもしれないけど空席待ちが取れにくくなったり、日本と香港の往復はA社のマイルを使ったが、いくら国際線でも特典利用のYとあっては挨拶ひとつなかった(PLT+SFCの時でもヨーロッパ線のCで挨拶ナシのこともあったけど)。まったく現金なものだと思う。

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香港乗り物づくし

今年のGWは近場の海外がアツイらしいので、・・・その流行りに加わってみた。連休中でもマイル特典が使えたので、お手軽な20,000マイルで行ける一番遠い場所である香港へ。

香港というと、どうしてもブランド物と食事に目を奪われるが、実は乗り物系もそこそこ楽しめる場所。まずは香港のお約束ともいえる2階建てトラム。香港島の東西を走っており、通しで乗ろうとするとそれなりに時間がかかるが、2階席の1番前は飽きない。新型車も導入されているが、まだまだほんとんどの車両が非冷房の釣り掛けモーター車。

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~2階建てトラムの団子運転は迫力がある~

ビクトリアピークへは、もちろんピークトラム。トラムと言ってもケーブルカー。途中までは高架道路の下をくぐったり、坂の途中に建つ高層住宅の脇をとおったりと、短い乗車時間でも意外と楽しい路線。

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~ちょっとした山間の気分も味わえるピークトラム~

途中駅が3駅あり、特に帰り(下山)の際、山頂駅が混雑している場合には1駅下まで歩くと、一切待たずにすぐに乗れる。お客さんがいなければ通過するので、乗車希望の際にはエレベーターと同じように呼びボタンを押して停車をリクエストする。

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~混雑時は途中駅から乗車するという裏技あります~


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~留置されている一世代前の旧型車両~

次はこれも定番、スターフェリー。船齢50年を越える船がバリバリ現役で九龍と香港島を行き来している。2階席は観光客が多く、1階席の方が地元の人がたくさん乗っており、雰囲気を楽しめる。操舵室があるのも1階。乗降も1階の方がラク。

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~ヴィクトリア・ハーバーは海上交通のメッカ~

ちなみに香港島の方の発着場所が、これまでの専用埠頭から、香港駅側のフェリー埠頭の一角に移転しており、中環駅まで歩く距離が伸びていた。

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~夜はライトアップされた観光船でまた違う雰囲気に~

変わり種は、建物の間を縫うように作られているヒルサイドエスカレーター。

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~一応「乗り物」ってことで~

ちなみに、ヒルサイドエスカレーターの途中に、日本では新宿で大行列を生んでいるクリスピー・クリーム・ドーナツのお店があった。こちらは特に行列があるわけでもなく、むしろガラガラ。新宿では大行列の前に戦意喪失していたので、こちらで初体験。これを見たら1時間以上も並ぶのなんかバカバカしくなる。

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~KrispyKreme 香港店(のひとつ?)~

さらに、食べ物つながりで少し横道にそれると、中港埠頭近くにある「糖朝」本店が100mほど移転していた。店内の雰囲気もがらりと変わって、金ピカの仰々しい内装に。いままでの、高い天井とシーリングファンが回り、木目調のシックな内装が好みだっただけに残念。味の方は変わらずで一安心したが。

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~移転した糖朝本店店内~

そして最後は香港中心部から、郊外線である九廣鉄路で少し行ったところで走っているトラム。元朗と屯門を結んでおり、こちらはいま流行りのLRTに近く、ホームを高くして段差のないバリアフリーを実現した荒川線方式。中心部を抜けると新設軌道を快適に走行する。

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~高層ビルの谷間を走るのは香港中心と同じ~

・・・あ、2階建てバスの写真を忘れていた。

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