SL体験運転への道~三笠鉄道村訪問~
このところ、ロクサンの体験運転からは少し足が遠のいているなか、碓氷峠鉄道文化むらのホームページからリンクが張られている三笠鉄道村でもSLが運転できることを知った。今年度はこの週末(5/13)から開始だというので、思い立ったが最後、機上の人になってしまった。
三笠鉄道村も碓氷峠と同様に、昔の鉄道施設を活用した施設であり、旧幌内線の幌内駅跡地を転用している。構内の数百メートルの線路を使って蒸気機関車S304が動態保存され、私も学生の頃に一度訪れてトロッコに乗車したことがあるが、それから体験運転もできるようになっていた。
新千歳空港からは車でおよそ90分。初回講習開始時刻の10時30分より少し早く三笠市に到着したので、鉄道村に向かう手前にあるクロフォード公園で休憩。ここも鉄道村の関連施設で、三笠駅跡地に幌内太駅の駅舎が移築され、鉄道公園になっている。

なかでも最大の見物はキハ80の6連。食堂車やグリーン車も含めて、ここまでしっかりとした編成単位で保存されている例は少ないと思う。ほかにも駅舎の跨線橋とDD51が牽く貨物列車の組み合わせ、往年の姿を偲ばせてくれるようだ。


なお、ここから旧幌内駅(鉄道村)までのおよそ2kmにわたって、鉄路が残されたままになっている。これは鉄道村とクロフォード公園の間で計画されている保存運転に備えてのことで、そういう意味では、碓氷峠のお手本とも言える。

車を再度走らせ、キハ22やDD51など北海道にゆかりある車両が所狭しと並べられている鉄道村へ到着。


さっそく事務室へ向かい、まずは会員カード用の写真撮影ののち、初回講習。聞けば今日は計5人の体験運転者がいるが、初回は私一人とのこと。最初に簡単な講習があるのは、他の体験運転と同じシステム。
まずは幌内鉄道の歩みをもとに、幌内線の歴史をおさらい。そう、小樽(手宮)から幌内にかけての鉄道が日本で3番目に開通した鉄道であり、また石炭輸送を担うという意味で初めて産業機関としての意味を持って敷設された鉄道ということで、北海道のみならず日本の鉄道史にとっても、ここは大変重要な意味を持つ場所であるのだ。それなのに、小樽の手宮線も幌内線も今となってはその姿はなく、なにか言い尽くせないものを感じてしまった。しかし、だからこそここにこれだけの立派な施設があり、鉄道が走らなくなってから20年が経ったいまでも、鉄道のあった歴史をこうして伝えているという姿勢に納得。
その後、続けてS304の操作方法をDVDで学習。蒸気機関車が動く基本的な仕組みは知っていたが、実際の運転となると、投炭、給水、圧力調整などいろいろな作業がある。それらを矢継ぎ早に説明されるビデオについていくのが精一杯。うぅ、さすがは蒸気機関車、難しそう。そんな様子を見透かされたように、「実際は大丈夫ですから」という言葉を掛けていただく。・・・まるでロクサンの初回講習と同じ流れだ(^^;
講習は午前で終わり、食堂車キシ80を改造した食堂で昼食。

午後からいよいよ本番だ。つづく。
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