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September 2007

底なしレンズ沼

ヨドバシ某店で、Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS USMをデモ機につけていじらせてもらっていたら、400mmの迫力によだれが・・・。

そんな心を見透かしたように、ヨドバシドットコムより店頭値札がちょっと(というより、かなり?)安くなっていて、さらにキリのいい数字にまで近付けてくれると言われ、おまけにポイントは3%アップの13%で、価格.com最低値を軽~く下回る値段にフラフラと・・・。すごいぞ、決算期。店員さんも親切だったし、なんとなく満足。

しかし今日はヨドを2店ほど回ったら、首都圏内でも店舗によって値札の額やポイント還元率が違ってて、ちょっとびっくり。(西口本店はドットコムと同額+P10%で譲らず、あっさり交渉不成立。)

初めての直進ズームの取扱いに不安はあるものの、飛行機撮りにいきたくなってきた。

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八丈島・大島の空散歩

ちょっとそこまでシリーズ。日帰りで八丈島・大島をめぐってきた。

八丈島や大島というと、竹芝桟橋や熱海から東海汽船のイメージの方が強いかもしれないが、羽田からもANAのジェット機がちゃんと飛んでいる。

ただ、東京−八丈島−大島−東京と順序よく飛ぼうとしても、ダイヤの関係上滞在時間のバランスが悪いので、ルートきっぷ2組の合わせ技を行使。<ルートきっぷ1組目>東京−八丈島−大島/<ルートきっぷ2組目>大島−八丈島−東京というルーティングとした。これで八丈島滞在時間は3時間、大島滞在時間は2時間である。なお、それぞれのルートきっぷの最終券片として東京−大島の往復が手元に残ることになるが、これはオープンにしておいて、また気が向いたときのお楽しみに・・・

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八丈島ではレンタカーが3時間3千円とお手軽料金で借りることができる。車種は軽自動車だが、のんびりドライブなのでこれで十分。

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〜大坂トンネルから八丈富士を望む〜


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〜洞輪沢港にて〜


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〜南原千畳岩海岸〜

1周60kmなので急いで回ろうと思えば回れなくもない距離だが、島の南側を半周したところでいい時間となってしまった。ちなみに八丈島のガソリンはセルフで171円!(でもちゃんとセルフスタンドがあるのが意外。)

続いて、バス気分で飛行機に30分揺られて大島へ。

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大島ではタクシーで元町港近くの御神火温泉へ。八丈島も大島も、公共交通機関での移動が難点。特に大島のバスは東海汽船のダイヤに合わせて運行されているようなところもあって、空港利用はまったく考慮されていない。

なお御神火温泉の入浴料は1,000円だが、元町港の観光案内所で前売券を500円で買うことができると、タクシーのおばちゃんが寄ってくれた。

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〜元町港にて〜

しかし帰りは元町港からちょうど時間の合うバスがあったので、これで空港へ。ただしバスは空港ターミナル前までは乗り入れず、最寄りのバス停から10分程度歩く必要がある。これも、大人の事情か?

再び八丈島を経由して東京へ舞い戻り、空の散歩を終えた。

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旅の終わりはなんちゃってファーストクラス

そんなこんなで短いながらも個人的には満足の行く夏休みが終わり、CDG2Fから再びJALの翼で帰国の途に。(パリの観光名所がまったく出てきていないじゃないかという話はさておき)

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~吹き抜けが展示場のような搭乗ロビー~

搭乗便は22:05発のJL416便。バス送りのタラップからの搭乗となった。

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そしてこの飛行機がこの旅行の最後のお楽しみ。この便はC-Yの2クラスの設定にも関わらずファーストクラスキャビンのある機材が充当されており、それらの座席もビジネスクラスとして開放されるのである。当初は19:00発のJL406便を利用する予定だったが、ふとシートマップを見ていたらこれに気付き予約を変更した。なおこの席はJGC向けとして用意してあるらしく、券種に関わらず予約デスクでは何も言わずに事前座席指定を確保してくれていた。(ちなみにANAでも同様のパターンを狙ったことがあるが、会員属性より運賃種別でブロックされた経験がある。ケチ~)

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初めてのキャビンに一歩踏み入れた最初の感想は「落ち着かない」(^^;)。ビジネスクラスでも28席、エコノミーなら40席以上詰め込まれるスペースにわずか9席。1人掛けのNEW SKY SLEEPER SOLOシートが千鳥式に配置されている超贅沢空間なのである。もう手持ちぶさたで・・・

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椅子だけの「なんちゃってファーストクラス」なので、サービスはもちろんビジネスクラスに準じた内容。しかしリネンは普通のCとは違ったものが用意されていたし、実質的にビジネスのままなのは食事くらいか。そんな違いはどうでもよい。(そもそもFのサービスを知らないし。)ただしヘッドフォンはクラスJと同じ安物。いくらも投資が必要なものではないんだし、これはなんとかしてノイズキャンセリングを標準装備にして欲しいところだ。このあたりがやはりJALなのか!?

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~帰りは和食をチョイス~

落ち着かなかったシートにもすぐに慣れ、食事の後で早速ベッドモードにしてみると、シェルフラットシートのなんちゃってフルフラットとは違い、こちらは完全に横になれるのがさすが。占有空間もビジネスの比ではないし、う~ん、窮屈な飛行機のなかに実はこんな世界があったのか・・・という感じ。

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睡眠の合間に、紅の豚とパイレーツ・オブ・カリビアンを見て過ごすフライトの11時間は苦になるはずもなく、あっけなく東京に着いてしまった。

またマイル溜めるぞ・・・

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メトロのある風景

トラムの乗車を終えたのち、凱旋門を経由して、パリでメトロ撮影の定番スポットとも言えるPassyへ。ここでは地上を走るメトロ6号線をセーヌ川やエッフェル塔、街並みと絡めていろいろな角度から撮ることができる。

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下を道路と歩道、その真ん中にメトロの高架が通る2階建ての鉄橋。鉄骨や石造りにも歴史を感じさせる建造物だ。

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パリのトラム・その2

T3でpont du Gariglianoまで向かったのち、RERで1駅移動し、Issy - Val de Seine駅から別のトラム路線であるT2に乗換え。なお、パリのトラムは将来的には外郭で環状につながる計画らしい。

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~オール2階建て電車のRER~

RERとトラムの間には中間改札があったが、切符を入れることなく通れてしまった。しかしRERはゾーン制運賃だからこれでは集札できないのでは・・・

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~中間改札~


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さっそくLa Défense行きのトラムに乗りこみ、乗り心地を味わっていると、次の駅でRATPのロゴが入った身分証を下げたスーツ姿の人が4,5人で乗り込んできた。おぉ、これが噂に聞く検札隊か。切符を持っていないとエライ目に遭うと各所で口うるさく書いてあるが、私は1日乗車券のモビリス(zone1-3)で移動しているのでもちろん問題なくパス。しかし実際に海外で車内改札に出くわすのは初めて。本当にいるんだ。

途中で撮影したくなり、Meudon-sur-Seine駅で途中下車。

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T2は鉄道線をトラム化した路線で、鉄道時代の遺構が残されている。ここも旧駅舎がいいアクセントに。

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この後、再びT2に乗り、セーヌ川を眺めながら新凱旋門のあるLa Défenseまで行き、トラムめぐりを終了。

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ちなみにパリのトラムはT1からT4まで開通しているようだが、T4は事前に情報が仕入れられなくてパス、T1は治安に不安があると言われるサンドニ地区を通っているので足を踏み入れなかった。

※T2についてはこちらのページを大変参考にさせていただきました。ありがとうございます。

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パリのトラム

パリに来ていながら移動ばかりで、肝心のパリを見ていなかったので、昨年末に市内に開通したトラムT3に試乗。パリのトラムはすでにT1,T2が開通しているが、いずれも鉄道線を改修した富山ライトレール方式であるのに対して、T3は本格的に道路空間に導入されている。いわゆる「路面電車」の復活は70年振りだとか。

宿泊していたサンジェルマン・デ・プレから95番のバスを使ってporte de Vanvesへ。モンパルナス駅を過ぎると、あたりは一気に郊外の雰囲気に変わる。

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トラムは主に道路中心の芝生軌道を走行し、自動車との切り分けがなされている。車両はもちろん全面低床の連接車。

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広島のグリーンムーバーmaxを思い起こさせるカラーリングとデザイン。でもこちらの方がすっきりした顔立ちか。RATPのロゴもいいアクセント。バックミラーがないのも◎

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電停もガラスと曲線を組み合わせた明るくモダンなデザイン。写真には撮れなかったが、細かいところでこだわりが見られる。

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シンプルにまとめられた運転台。センターにタッチパネル式の集中制御板、ワンハンドルマスコン、そして車内、側方、後方の監視カメラモニターが設置されている。なお、チケットキャンセラー方式で乗務員は料金収受には一切タッチしない。

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~運転士さんもカッコイイ~

運転中に芝生のお手入れをするものフランスらしいといえばフランスらしい!?

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日帰りベルギー

日帰りといっても、パリからの話。

フランスに来たものの、まだベルギーに行ったことがなかったので、この機会にパリからThalysで1時間30分の道のりにあるブリュッセル、そしてさらに1時間ほどローカル列車に揺られてブルージュまで日帰りで足をのばしてみることにして北駅へ向かった。

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~吹き抜けが開放的な北駅メトロの改札~


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~北駅外観~


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~北駅ホーム~

Thalysの座席指定券は、ユーロパス(フランス&ベネルクスパス)を持っていても1等が25ユーロ(4,000円)もする。ちなみにボルドーへ行くTGVの指定券は1等で3ユーロだったので、思わず本当にパスホルダーの料金なのか窓口で確認してしまった。

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~ブリュッセル行きThalys乗り場~

その代わり車内ではミールとドリンクサービスがある。サンドウィッチや菓子パンのなかから好きな物をチョイスする。しかし朝食はホテルで済ませていたので、知っていれば2等にしていたのだが・・・

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パリから少し離れると、すぐに北海道を思わせる丘陵の畑やポプラの並木などの景色が広がってくる。そのなかを新幹線と同じように快適に疾走していたが、45分くらい経ったところで、いきなり止まってしまった。

そのうち「外に出ないでください」とか「状況が分かり次第案内します」というような、緊急用に録音された放送が流されたものの、あとは音沙汰なし。周りの乗客も平然としているし、そもそも車掌に詰め寄るだけの語学力もないので、大人しく待つ。

そのまましばらくすると、なんとこちらの列車が止まっている隣の線路をユーロスターが追い越していった。つまり複線の線路では反対側の線路も逆行運転できるシステムになっており、列車が立ち往生している区間は単線運行に即座に切り替えて対応するということか。これは日本では見られない芸当だ。

しかしこちらはなすすべもなく、隣の線路を走る列車を指をくわえてみているしかない。結局30分以上待たされて何の案内もなく再び動き出したものの、徐行したまま走り、本来は止まらないTGV-Haute Picardie駅で臨時停車してしまい、車掌さんが回ってきてchange trainとのこと。

つまるところ車両故障らしい。Thalysは2編成が連結されて運転されていたので、一度は前の編成に移動させられたりしたのだが、結局運転打ち切りになり、別の列車に乗り換えることになってしまった。

ホームに放り出されている間に、ユーロスターがゆっくりと通過したおかげで、普段は見られないThalysとEuroStarの競演が見られたことは怪我の功名である。

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~国際高速列車の競演~

フランスのどこかから来た後続のTGVが止まり、これに乗り込むことになった。このTGVはリール止まりの編成とブリュッセル行きの編成が連結されていたが、しかしブリュッセル行きの編成は混雑して乗り切れない。とりあえずリール行きの編成に乗ってリールで乗り換えたらいい、と親切な乗客が教えてくれた。

もっともリールでも状況は変わらず、Thalysの乗務員はとにかくこれに乗れと詰め込もうとしていたが、駅員に次の列車がないか聞いたら30分くらい後にもブリュッセル行きがあるらしい。チケットも「問題ない」とのことだったので、リールで一休みして後続の列車にすることにした。

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~Lille Europe駅にて~

そして来たのはユーロスター。本来ならこの列車も指定券が必要だが、入口の車掌にThalysがトラブった旨を伝えたら、いいよ!とのことで1等車に招き入れてもらいやっと安心。パリからブリュッセルへ行くのに、本来なら乗れないユーロスターまで乗車できたのも、貴重といえば貴重な体験である。

結局ブリュッセルまでの4時間かかってしまい、帰りの列車の時間もあり、結局肝心のベルギーはブルージュどころか、ブリュッセルでさえ観光時間はわずか1時間半。グランプラスでチョコレートワッフルをかじっただけで帰る羽目になってしまったが、ハプニングを楽しめる1日ではあった。

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~ブリュッセル南駅~


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~特徴的なベルギー国鉄の車両~


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~グランプラス~

※あたかも調子よく書いてますが、現実にはフランス語は全くお手上げ、つなたい英語力とそれを補う想像力、周りの人の動きを見る怪しげな洞察力で対応するのは非常に不安でした。Thalysの乗務員はこちらが困っていても無愛想で感じが悪かったのですが(乗り切れない乗客を尻目に、自分たちは業務用のドアからさっさと乗り込んだり、1等車に席を構えて歓談しているような始末)、リール駅のSNCFの駅員さんや通りすがりの乗客の方々が親切にしてくれて救われました。

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ボルドーの架線レストラム

フランスといえばLRT。クレモランフェランに最近開通したトランスロール(ゴムタイヤ式トラム)にも興味があったが、時間的な制約もあり、これも前から気になっていた架線レストラムを見に、TGVでボルドーへ。

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~パリ・モンパルナス発ボルドー行き~


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~ボルドー駅ホーム~


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~SNCF ボルドー駅~

トラムはSNCFの駅前から中心部に向けてC線が出発している。ここではまだ架線がある普通の(けど、とても洒落たデザイン)トラム。しかし、駅前からしばらく行くと、架線集電と地表集電を切り替える電停があり、そこでパンタを下ろして地表集電に切り替えるのだ。

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~運転席からみた架線レス区間~

ボルドーでトラムから架線をなくしたのは景観保護の考えがあったからと聞いている。実際、架線がないと空がとても広く感じる。

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また、公園の並木道のど真ん中を走るトラムの姿は、ショッキングでさえあった。日本でも例えば明治神宮のなかに通したらどういうことになるだろう。

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当然、線路の真ん中の集電線には電車が通るときだけ通電する仕掛けになっており、足で踏んづけても大丈夫。・・・だと分かっていても、やはり避けて歩いてしまった。

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~架線区間のトラム~

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マイルdeヨーロッパ

突然ですが、パリにいます。

JALのマイルが程よく貯まっていたので、夏休みは特典で国際線に乗ってみようという気分になり、せっかくなら遠くまで、ということでヨーロッパまで来てしまった。

JMBのステータスはダイヤモンドを達成しているので、成田ではファーストクラスラウンジを初めて案内してもらった。さすがANAとJALが意地のぶつかり合いを見せている成田のラウンジだけあり、搭乗開始が30分遅れたが、待つ時間も苦にならないほど充実している。

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搭乗便はJL415便。今回、マイルをより美味しく使うために座席はSEASONSを確保。特典でも使わなければビジネスクラスなど縁がない身分なのが悲しいところ。

シェルフラットシートにも食事にも十分満足。特に機内炊きたてを自慢しているコシヒカリは美味しかった。

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~デザートのチョイスも自由~

食事のあとで、オーシャンズ13とユーガットメールを見て、その合間にアイスクリームやお茶漬け、カレーライスにサラダなどをオーダーしながら過ごしていたら、12時間もさほど苦にならずにパリまで到着。ヘッドフォンがクラスJと同じ安物であること以外は、大変快適なフライトであった。

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~CDG 2から見たJALの翼~

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