郷愁の寝台急行銀河
東京と大阪を結ぶ寝台急行「銀河」が来年3月の改正でついに廃止になるという。
編成が正統なブルトレであることに加えて、スピード感はなくても夜空の下をひた走るロマンを感じる「銀河」という愛称が消えるのも惜しい。また、牽引するPF機が九州ブルトレとはひと味違う独特の郷愁を誘う列車であった。
忘年会帰り、程よい時間だったので大船駅で途中下車してその姿を収めてきた。(今回は忘年会に出かける荷物にしっかりデジイチを忍ばせていた「計画的犯行」である。)

東京と大阪を結ぶ寝台急行「銀河」が来年3月の改正でついに廃止になるという。
編成が正統なブルトレであることに加えて、スピード感はなくても夜空の下をひた走るロマンを感じる「銀河」という愛称が消えるのも惜しい。また、牽引するPF機が九州ブルトレとはひと味違う独特の郷愁を誘う列車であった。
忘年会帰り、程よい時間だったので大船駅で途中下車してその姿を収めてきた。(今回は忘年会に出かける荷物にしっかりデジイチを忍ばせていた「計画的犯行」である。)
「最高級のおもてなし」と冠して、JALが満を持して投入する国内線ファーストクラスの導入初日を迎えた。
発売日の争奪戦に出遅れたため、最終的に予約を確保できたのは羽田11:30発の 115便。これも「すでに80人以上の方がキャンセルをお待ちですが・・・」と念を押されながら、DIA会員の恩恵を受けて空席待ちでなんとか押さえた座席である。
しかしせっかくなら導入初便となる7:30発に搭乗したいと思い、朝6時に羽田空港に到着し、当日空席待ちを依頼してみた。
整理番号はS-2だったが、やはり14席のプラチナチケット争奪はそこまで甘くはなく、呼び出し時刻を待たずして早々に「ファーストクラスはご予約のお客様で満席となりました」とのアナウンスを聞いた。11:30に出直しとなったため、その間の4時間を利用し、使いかけのルートきっぷで大島を往復。AMCの制度改変に伴い、大島・八丈島への搭乗実績稼ぎも今年限りとなるだろう。
閑話休題、羽田に戻ったところで改めて搭乗券を受け取り、いよいよ15番搭乗口より搭乗。
目に入ってきたキャビンは国際線ファーストクラス「Sky Sleeper Solo」をイメージさせる白革の上質なシートが並ぶ空間。これまで見慣れていない明るい色彩なので爽やかで新鮮な印象を受ける。
着席し、さっそくシート周りを確認すると、リクライニング等の動作は手動なのが意外であった。最初は「今更なぜ手動?」とも思ったが、電動のギミックを省略した分、座席下の空間が荷物収納スペースとして活用できるように作られており、国内線では電動にこだわるよりかえってよい設計かもしれない。
そのほか備品としては毛布、スリッパのほか、Panasonicのノイズキャンセリングタイプのヘッドフォンが装備。ミール・ドリンクメニューも予め添えられている。
上着のお預かりののち、搭乗記念品とおしぼりが配られた。なお搭乗記念品は、シートと同じ皮で作られたというバゲージタグ。白色なので、実際に使うとなると色を合わせるのが難しいかも。
と、離陸前はゆったりとしたシートに身を委ね、これから始まる少しリッチなフライトに心が躍ったのだが・・・東京-大阪ではフライトタイムは所詮45分。ベルトサインが消灯している時間は30分もないのだ。CAの側からしても、そのなかで14席からの個々のリクエストを2人でこなさなければならないため、ベルトサイン消灯後、カーテンを引く余裕もないギャレーの様子は戦場だった。
なお、食器に陶器やグラスを使用しているところは、個人的に高評価。
自席の3Gは後列のため、オーダーを聞きにきてもらうのも遅くなりがちだったが、食事だけでなくデザートのケーキのオーダーもなんとか間に合った。ただ、ベルトサイン消灯のタイミングが少しずれただけでサービスが行き届かなく恐れもあり、ミールやドリンクのオーダーは離陸前に押さえておくなど、今後の工夫が必要ではないか。もっとも私としては、やはり1時間以上のフライトでもう少しゆったりとした気分を味わいたいものだ。
大阪到着後は京都・保津峡へ向かい、見頃を迎えている紅葉のなかを走るトロッコを写真に収めていた。
復路もファーストを予約していたが、往路の搭乗で概ね満足したので、航空券をANAにエンドースして帰京。AMCの方もあと2搭乗でPLT達成。年内になんとか間に合いそうだ。
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