トワイライトEXPのスイートに乗る-2
勢いで発券してみたものの、いくら非日常といっても、いきなりスイートって、それはそれで正直非常に迷った。心の準備ってものがある。そもそも2人用だし。部屋の位置付けとしても価格的にも日常ははるか彼方、非日常を超えている。自分にだって大事に取っておきたい場所ってものもある。
一方で、かといって下りの展望スイートといえば、乗りたくなったとき手配の努力すれば乗れるというような生半可なところではないということも知っていた。トワイライト自体、自分にとっては乗ることそのものがハードルの高い列車で、次の機会はわからない。
その後、ほかの寝台の空きも調べてもらったが、Bシングルツインも満室で、あるのはBツインかハネだけだった。考えた挙げ句、「最後までロイヤルのキャンセルを狙おう。キャンセルが出たらダウングレードしよう。出なかったら、これはなにかの縁だろうということにしてしまおう」と気持ちを整理した。
こんなとき、「自分へのご褒美」。実に便利な言葉である(^^;
迎えた金曜日の朝。特便割引最安の11,000円を狙い、早朝発の関空便で大阪入り。
入線間際となる11時過ぎまで、みどりの窓口で何度か確認をしたが、結局その後のキャンセルは出ず。いよいよスイートの乗客となる覚悟を決めて大阪駅10番線へ上がった。
11時47分、濃緑に黄色のストライプを身にまとったトワイライトエクスプレスがゆっくり入線してきた。寝台列車といえばブルートレインを見慣れている身としては、また違う風格を感じる列車だ。

入線後、後ろを振り返れば、紛れもなくガラス張りの展望車が。これが今夜の寝室でもある。

写真撮影などをしているうちに16分間の停車時間は慌ただしく過ぎ、どんな旅になるのやらという期待と、なんか自分が乗ることに対する一抹の後ろめたさを感じつつ、いよいよ1号車のステップに足をかけた。

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