トワイライトEXPのスイートに乗る-6
部屋へ戻ると、再びノックがあり、今度は車掌さんが名前入りのスイートの乗車証明書を持ってきてくれた。

車内探検に出る前にも、オリジナルグッズの販売、オレンジカードの販売、乗車証明書に入れる名前の確認など、何回か乗務員による訪問があり、乗客をほったらかしにしないこの至れり尽くせりな感じがまた素晴らしい。(と同時に散財もさせられている・・・)
ここでついでに記念写真を撮ってもらいながら、車掌さんと少し雑談を。この車掌さんはとても実直そうであったが、ひとたび話を振ると気さくに話し相手になってくれた。やはりこの部屋は相変わらずの人気らしく、私が入手した経緯を話したら非常に驚かれていた。この列車内でも何人かから空きの確認をされたらしい。
そのなかで、2号車スイートは新婚さんで、やはりこの展望スイートは念願叶わなかったが中を見るだけでも、と話されていたということを聞いて、もし良かったら案内してもらっても構わない旨をこちらから申し出た。
ほどなく2号車の新婚さんが登場。同じスイートではあるものの、やはり目の前に広がる風景には驚かれ、とても喜ばれていたが、本来ならあなた方が乗るべき場所なのにと、私は心底申し訳ない感じであった。ついでに、そのご友人もご案内。
と、そんなこんなしているうちに、いつの間にか列車は富山駅を過ぎ、黒部川を渡っていた。時間の経過が異様に早く感じる。黒部川を過ぎると、いよいよ車窓はトワイライトエクスプレスの醍醐味のひとつである日本海の眺めへと移っていく。あいにく小雨交じりの曇り空となってしまい、夕暮れを堪能することはできないが、寒々とした日本海らしい景色を見ながら北上を続ける。


ここで車内放送では日本海の案内と共に、ラウンジカーでスタンプのサービスが開始された旨が案内されたので、再び4号車へ。沿線の見所が散りばめられた車掌区の手作りの台紙とスタンプが用意されており、これも旅の記念と想い出になるひとつだ。

すべて日本海側に向けられたラウンジカーの座席からの眺めもよい。

車窓に日本海が広がるのは1時間あまり。しばらくラウンジカーからの眺めを堪能したあと、部屋に戻る頃にはいよいよ日が落ちようとしていた。


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