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August 2008

特急まりもを追って

余すところあと2週間となった「特急まりも」を追って、釧路へ向かった。

道内の夜行列車には、まりもと並んで、大雪、利尻、快速ミッドナイト、夜行オホーツク、夜行おおぞらと、学生時代には周遊券とともに随分お世話になったものだが、列車の方も客車からDCへ、急行から特急へと変遷を重ねながら、ついに終焉を迎えることになる。

上りまりもの釧路駅入線は23時頃。駅前のホテルから時間に合わせて改札へと向かったが、お盆の時期の週末というピーク期にも関わらず、札幌行きの列車が発車する直前の雰囲気としてはあまりに閑散としていることに戸惑いを禁じ得なかった。

すでにDC化されたあとでも、周遊券のある頃は夏休み中とあれば指定席・寝台は満席、自由席を求める人で改札前はごった返していたはず。その記憶との違いに正直愕然とした。これが、道内夜行の置かれていた姿だったとは。もはや万策尽きた感が漂っていた。

釧路駅で最後の姿を納めるひともまばらで、発車までの30分間は好きなだけ撮り放題で、撮る方には好都合だったが、、、

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結局、自由席でさえ1人で4席を使えるほどのまばらな客を乗せて、ひっそりと札幌へ向けて旅立っていった。

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翌朝は5時前に起床し、庶路~大楽毛のオーバーパスで、朝日を浴びる下りまりもを撮影。

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銀河線の駅をたどって~りくべつ鉄道体験運転・3回目~

はやくも3回目の訪問となってしまったりくべつ鉄道。今回の渡道はこの夏限りで姿を消す特急まりもの撮影が目的だったが、ちょっと足を延ばせばということで、ついでに立ち寄ってしまった。

今回はお盆休み中なので、80分間運転し放題のLコースではなく、1回あたり2千円で構内を2往復できるSコースを2回分。Lコースでは体験証明書が発行されるが、Sコースでは証明書の代わりに硬券乗車券がもらえ、これも記念になる。

1番線側を体験乗車の車両が往き来し、2番線側を運転体験の車両が往復するという同時2両体制での運行。現役時代よりも賑やかな構内ではなのかと思う程だ。見物のお客さんも多く、構内踏切手前では一旦停止し、さらに踏切係が安全を確保しているものの、ハンドル握っているとやはり少し緊張する。

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Sコースでも運転体験としてはお手軽に十分楽しめるので、桁がひとつ違うLコースではもう少し特徴を出していってもらえたらと思う。

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この日は、青い保線用車両も表に出てきており、勢揃いだ。

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運転体験終了後、駅の跡を見ながら足寄を経由して幕別・釧路方面へと車を走らせた。まずは、川上駅と並んで木造の風格のある駅舎が残る上利別駅。

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内部には入れなかったが、改札口にはまだ時刻表が掲げられていた。

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もともと列車交換のできる駅だったが、本屋の前に数十メートル分のレールだけが残され、ここに鉄道が通っていたことを辛うじて主張しているほかは、あとは対向側のホームも撤去されて更地に戻っていた。

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~思いでの上利別駅~

次に立ち寄ったのは、愛国に並んでちょっとロマンチックな駅名だった愛冠駅。駅名と並んで、冠のようなかわいらしい駅舎も特徴。

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陸別以南のレールは基本的にすべて撤去されているようだったが、路盤の跡を眺めていると気動車が向かってくる姿が想像できる。

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そして最後は道の駅としてその役割を変えた足寄駅。

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置戸、陸別、足寄の拠点駅は立派な駅舎に改築され、結果としていまも街のシンボルとして活躍している。

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この後、ふるさと銀河線の線路跡から離れて、釧路方面へと向かった。

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