ユーラシア大陸最西端へ弾丸の旅〜ロカ岬到達〜
ユーラシア大陸の最西端を通るというとなんだかすごいように感じますが、やってきたのは至って普通の路線バスでした。

観光の足というより、乗客もほとんどが地元の利用で、途中の停留所での乗り降りを繰り返しながら進んできます。
ちなみにこのバスの時刻表はこちらで確認することができます。
ただ、いくら進んでも住宅街のなかを通っていき、岬という雰囲気が全然感じられないので少し不安になってきますが、そのうちところどころの交差点にロカ岬を示す標識が出てきて、このバスは間違いなくロカ岬へ向かっているのだと安心します。

そして急に周りの景色が淋しくなったと思ったら、荒涼とした山道を登り初め、いつの間にか世界の果てに連れてこられたような雰囲気に一変していました。


カスカイスからおよそ20分、遠くに赤い灯台が見えてみてまもなく、バスはロカ岬の観光案内所の前に到着します。ほかにも誰か降りるだろうと思っていたら降りるひとは誰もおらず、そのままバス停を通過しそうになって慌てて停車ボタンを押して止めてもらいました。そんな観光地です。

この観光案内所の裏手に、岬があります。

この十字架のモニュメントに、かの有名な「ここに地果て、海始まる」という詩が刻まれています。

周りは観光バスで訪れている方ばかりで、ツアーの一団が過ぎると海と風の音に包まれる静かな世界になります。

次のバスまで1時間15分。ほかのブログやガイドブックなどでは、なにもなくて時間を持て余すと書かれてありましたが、ひとすら写真を撮ったり、海を見ながらまったりと過ごすにはちょうど良い時間でした。

風がやたら強い日でしたが、なかには岬の先の崖に立ってみる人も・・・いくら自己責任の世界とはいえ、これには見ているこっちがハラハラしました。

観光案内所でお決まりの到達証明書を発行してもらい、そばにある土産物屋を冷やかしたところで、シントラ行きの次のバスがやってきました。

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