ユーラシア大陸最西端へ弾丸の旅〜リスボンのケーブルカー〜
旅行の残り時間はこの日の午後半日と、最終日出発までの午前中だけになりました。リスボンでは名物のケーブルカーと路面電車を使って回れるだけ回ることにしましたが、ここではケーブルカーを取り上げてみます。
チケットは市内交通の1日券Viva Viagem cardsをメトロの駅の自販機で買いました。ポルトと同様に、紙製のチケットですがICチップが埋め込まれておりキャンセラーにタッチして使います。
まずはロシオ駅の脇から出ているグロリア線。建物の間に隠れるようにして佇んでいます。
車両は落書きで汚いですが、、、床が水平になるように台形のような形をしているのが特徴的です。当然乗り降りは前のドアからしかできません。
ポルトの市電と同じく、木製のレトロ感あふれる車内。ドアはなく、運転手さんが蛇腹式の金網を手動で開け閉めします。
ケーブルカーは石畳の坂道をゴロゴロとゆっくり上がります。単線でもう1両の車両と途中ですれ違いがあります。
2,3分揺られたと思ったらもう終点に到着。実は歩いてもたいしたことない距離です。
停留所の脇にサン・ペドロ・アルカンタラ展望台があり、ここからの眺めはこんな感じです。
ここから次にサン・ロケ教会やカモンイス広場を通り、ビッカ線のケーブルカーを目指しました。同じく狭い路地に隠れるように車両が止まっていました。坂の上からは大西洋に注ぎ込むテージョ川の河口が見渡せます。
こちらは10人ちょっとも乗ったらいっぱいになってしまうような小振りな車両で、車内は階段状になっています。
軌道はこのように、上下ともに別々のレールを使って上り下りをしています。ポイントを作らなくて良いので、メンテナンスが楽だからでしょうか。
グロリア線には駅舎はありませんでしたが、ビッカ線の線路は駅舎に向かって降りています。ケーブルカーも路面電車と同じように線路上を歩けるので、線路に沿って歩いて下って行ってしまうとそのまま駅の中に入ってしまいます。駅の手前に標識があって、駅には直接歩いて入ることはできませんでしたが。
黄色の建物がケーブルカーの駅舎。街に溶け込みすぎていて、外見からではこれがケーブルカーの駅だなど、まったくわかりません。
なお、市内にはケーブルカーが3路線あるのですが、もうひとつのラヴラ線は軌道工事中でした。
「海外旅行」カテゴリの記事
- ぼくの夏休み'15 ~au revoir フランス~(2015.09.08)
- ぼくの夏休み'15 ~ランスでほろ酔い街あるき~(2015.09.07)
- ぼくの夏休み'15 ~ストラスブールでBRTをみる~(2015.09.06)
- ぼくの夏休み'15 ~ぼんじゅーる あげいん~(2015.09.05)
- 台湾で鐵路迷~弾丸撮影の巻その2 猫の村へ~(2015.01.19)
The comments to this entry are closed.
Comments