2年振りのSL体験運転
■S-304蒸気機関車体験運転 第9~15回
ということで、寄り道をしながら三笠鉄道村へ到着しました。かれこれ2年半振りの訪問です。
すでに午後からの体験運転が始まっており、S-304が汽笛を鳴らし、黒い煙を上げながら元気に構内を往復していました。私もさっそく控え室でナッパ服に着替えて「変身」します。
この日は私のほかに、名古屋にお住まいながらすでに50回以上をこなしているベテランの方1名、この日初回講習を受けた3名とご一緒しました。
ここでは、特に時間や回数がきちんと決められている訳ではなく、みんなでキャブに乗りながら順番にハンドルを握らせてもらうことができます。特にSLは動きがあるので、ほかの人の運転操作や、投炭の様子を間近に見ているだけでも臨場感があります。ただ、運転回数が多くなればその分、釜の状態を保たなければならない機関士さんが大変なのですが。
釜を開けたときの熱気は、ナッパ服を着ていても大変熱く伝わってきます。そのうち投炭もさせてもらいたいと思うのですが、機関士さん曰く、素人にやらせるとスコップごと釜に放り込んでしまわないかヒヤヒヤするんだとか。
私は2年半のブランクがあるので、とりあえずしばらくキャブで様子を見ながら運転操作を思い出すことにしました。後ろのトロッコにお客さんを乗せて走るときは、もちろん本職の機関士さんが運転します。
ベテランの体験者さんも、さすがスムーズな停車です。
イメージをふくらませて、いよいよ自分も運転席に座らせてもらいます。動かすのは逆転機、加減弁、ドレインコックそしてブレーキ。わずか300mの間に加速から減速までの一連の操作を行うので、あっちこっちのレバー操作で息をつく暇もありません。少しでも操作が遅れると、最後のブレーキの遅れにつながってきてしまいます。
久しぶりに運転してみて、やはり停車が難しい!!なかなかブレーキが言うことを聞いてくれず、思った場所に止まらずに苦労しました。ただ、SLは動力の息づかいがそのまま伝わってくる感じが、他の車両にはない魅力だと改めて感じます。
現在体験運転できる距離は構内の300mですが、その先に残されている引き上げ線の軌道の整備が行われていました。どうやら少し距離を伸ばす準備のようです。引き上げ線は上り坂になっているので、再加速などまた違った運転方法が加わることになるのでしょうか。次回の訪問が楽しみです。
休憩を挟みながら、お財布の許す範囲内で思う存分ハンドルを握らせてもらい、三笠を後にしました。
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