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フランスでSLに乗る-ソンム湾鉄道の旅 4

帰りもSNCFの接続駅であるNoyellesまで乗車します。先ほどと同じ編成で、後ろの方には少しきれいな客車も連結されていますが、団体専用車両となっていました。

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来たときと同じ深緑色の木造客車に乗り込みました。こちらの方がよほど味があります。

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整備を整えた機関車は側線を通って機回しを行い、最前部に連結して出発準備完了。

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今度は機関車の真後ろに陣取ることになります。客車はオープンデッキが付いており、機関室が真ん前に見えます。当然カマ焚きの様子も間近です。

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定刻より遅れること約10分、甲高い汽笛を上げてNoyellesに向けてゆっくりと出発しました。機関士さんを見ていると、三笠や鉄博のシミュレーターで体験したのと同じく、加減弁と逆転機の2つのハンドルで操作していました。SLの基本は変わらないのですね。

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時折抑揚のある汽笛を鳴らしながら、緑の風景の中をゴトゴトと進みます。

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すると、やがて遠くから同じような汽笛の音が聞こえてきました。その音はだんだん近づいてきて、お互いに挨拶しあうかのように、汽笛のやりとりが始まりました。


※急なことだったので、アングルが乱れますが雰囲気をお楽しみ下さい。

スイッチバック駅であるNoyellesの手前で、もう一方の始発駅Saint Valery sur Sommeから来る列車が同時に入線するダイヤになっていたのでした。そのため、駅手前で併走シーンが。こんな光景、なかなか見られません。

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向こう側にもたくさんの観光客の姿が。お互い手を振り合います。こちらは赤色の機関車で、向こう側は深緑色のこれまた味のある機関車。そして客車もレトロな木箱のような客車を連ねています。

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ほぼ同時にNoyellesに到着。しかもここで、パリ行きのSNCFも同時に入線(汗)

そもそも、こちらの列車の到着予定時刻が15:30で、パリ行きのSNCF出発時刻が15:27。ダイヤどおりなら間に合うはずはないのですが、ソンム湾鉄道のダイヤがアバウトなのと、SNCFが少し遅れ気味だったので、微妙なタイミングに。SNCFを使って乗りに来る客などいないので、もともと接続なんか頭にないようでした。

しかしこれに乗らないと、次のパリ行きまではなにもない駅でまた2時間待つことになるので、デッキから飛び降りてダッシュしてみます。構内踏切を抜けて、最前部の車両に乗り込み終わったと同時に車掌さんの笛が鳴りました。こんな田舎でこんなスリリングな乗換をすることになるとは思いもよりませんでした。(下の写真はAmiensにて。)

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ただ、この列車に乗れたおかげで、Amiensでも途中下車をして大聖堂を見物するおまけも。

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充実した日帰りトリップで、夜のパリ北駅に戻ることができました。

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