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台湾へ鉄三昧の旅・・・?(3)

で、この時点で、例え明日5時に起きてもどこへも行けずに無駄な努力になることが確定したので、その日はビールを飲んで、ほろ酔いで床についた訳ですが、、、

なんと形容したらいいのでしょう。かつて聞いたことのないような地を震わすような音に、飛び起きました。

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反射的に外に目をやると、昨晩の静けさが嘘のように猛烈な風と雨。変な方向にしなっている街路樹、激しく波打つ電線。しなる信号機。直感的にこれはヤバイと思った瞬間。

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向かいの市場のトタン屋根もへし曲げられて、今にも飛んでいきそうな雰囲気。あんなのが客室に飛びこんできたら、、、と思うと窓に近付けなくなりました。

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そのうち停電も発生。幸いすぐに復旧したものの、緊張はMAX。一歩でも建物の外に出たら無事に帰ってこれる状況ではなく、ホテルに缶詰です。

雨脚も強く、ひょっとしたら冠水するんじゃないかという勢いでしたが、幸い地下の食堂は無事で、とりあえず朝食にはありつけることに。朝食といっても、所詮2人で6千円足らずの安宿なので、水で薄めたオレンジジュースに、目玉焼き、食パンという質素なものです。実は昨晩、缶詰を覚悟してコンビニで買い込んだのですが、気付けば酒とつまみしか買ってませんでした(w。カップラーメンでも買っておけば少しは気が楽だったものを。

もうこうなると、なにもすることなく、ただひたすらボケ―としているしかありません。台湾まで来て、普段の週末、家でゴロゴロしているのと変わらないんですけど(www

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ただ、当日中に台北に戻らないと、帰国のスケジュールにも支障が出るのですが、お昼を過ぎても復旧の見込みは立たず。これはここでいよいよ2泊目に突入か、という頃になって、ようやく夕方から一部の列車で運転が再開されることが決定しました。

見事に台風の中心が抜けていき、この頃には風雨も収まっていたので、切符を買いに外に出てみると、、、

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ひん曲がった看板に、駅前の街路樹は軒並みこんな状況。

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運転再開を聞きつけた人で、駅の窓口にも切符を求める人で列ができはじめていました。しかし、こんな状況でも台湾のひとたちは大人で、粛々と自分の番を待ってました。これがどこぞの国だったら、、、(以下自粛)

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こちらも、なんとか夜8時過ぎの太魯閣号台北行きのチケットを確保することができ、ここを脱出できることが決まり、やっと一安心。最後の晩餐はホテルの自室でコンビニの駅弁とカップラーメンという惨めなものになりましたが、ホッとしたのも事実です。

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20:30、昨晩来た道を台北へ向けて引き返します。本当に、一体なにをしにここまで来たのでしょうか・・・

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