三笠SL体験線延長
■S-304蒸気機関車体験運転 第16~20回
ということで、インフォメーションセンターで予想外に話し込んでしまい(久々のお客さんで離してくれなかった!?)、時間がやや押し気味の中、本題の三笠へ。
桂沢湖から幾春別を抜けて、幌内線の線路跡に合流。それから線路跡に沿って車を走らせると、SLから立ち上る黒煙が見え、力強い汽笛の音がこだましてきました。今日も無事に元気に走っているようです。
このSL体験運転線ですが、従来は昔の出発信号機のあたりまでしか走れなかったのですが、線路は構内を外れて三笠方面と引き上げ線の二手に分かれながらまだ先まで伸びていました。それがつい先月から引き上げ線の方向に約100m程延ばして運転できるようになったのです。
しかし、引き上げ線は勾配になっているため、ちっちゃな機関車でも煙はハンパないです。線路脇には民家もあるなか、こんなに煙をもくもくと出すものが何度も通って、住民の方にはよく理解してもらえたなと思いますが。
ひととおり外から様子を眺めて、受付で挨拶、ナッパ服に着替えるために詰所に顔を出すと、線形の縦断図を渡してくれました。これまでの体験線は4-5‰で下って終わりでしたが、延長により全体ですり鉢状の線路を運転することになり、4-5‰で下っていったあと、最徐行でポイント通過、それから6~10‰の上り勾配を越えていくルートになりました。鉄道博物館のシミュレーターでもこんな線形だったかと思いましたが、SLで勾配の加速の調整って難しいんじゃなかったでしたっけ。これは楽しそう~♪
そんなことを感じながら、指導機関士の方に誘われてさっそくキャブへ。あ、熱いっす。
半袖でも過ごせる気温においては、ナッパ服着てボイラーの前に立つとたちまち汗が噴き出してきました。指導の機関士さんはさすが本職なのでシャツだけで乗っちゃってますが、しかしそうはいっても火傷は怖いのでナッパ服があると自分自身安心です。
まずは最初に本職の方にレクチャーをして頂いて、すぐに本番。
やはり、勾配が豊富な線形になったので、途端に幅が広がりました。ポイント通過の際に最徐行の制限が加わって、その速度調整がなかなか難しいです。
また上り勾配でのSLの力強さも体感できます。加減弁の微妙な扱いひとつでSLを「操っている」という感覚が実感できます。
加減弁閉じたり、ドレイン切ったり、逆転機戻したり、、、操作は今まで以上に大忙し。少しタイミングがずれたりぼやぼやしていると、勾配が上れなくなりそうになったり、停止位置に届かなかったり、行きすぎたり、、、難易度は確実に上がりましたが、ELやDCにはない魅力を改めて感じました。
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