Ultrabookがやってきた~dynabook R631~
世に出始めたウルトラブック。
RX2Lを手にしてから1年経たずしてまた新しいパソコンを買うというのは新しもの好きにも程があると思いますが、薄いの軽いの大好き人間としては放っておけません。TOSHIBA dynabook R631を店頭で見て、その質感に飛びついちゃいました。
他のウルトラブックと見比べてみても、中身のスペックは一長一短あるにしても、見た目にTOSHIBAが一番落ち着いていて、ビジネス主体で使うことを考えるとバランスがとれていると思いほぼ即決でした。値段は多少割高に感じましたが、Office搭載も自分のニーズにはマッチしたところです。
単体のレビューはもっと客観的で詳しいレビューが他にあるのでそちらに譲るとして、RX2との比較を中心に紹介してみます。
パッケージはなんの期待も抱かせないそっけない段ボール。Apple製品を手にした際の「開封の儀」のときの高揚感とはほど遠いです。
まず箱を出てくるのはACアダプタ。これが意外と大きくていきなり動揺。右側のRX2のスリムなアダプタと比較して一回り違います。RX2は定格15Vに対し、R631は19V。ピンの大きさも違うので物理的にも共用できません。これは事前に見えないところでした。
大きさは仕様のとおり、R631が一回り大きくなっています。
厚さは、最薄部同士ではほぼ互角。
しかし、RX2は奥の方にいくにつれて厚みが増すのに対し、R631はほぼ完全にフラット。その差は結構大きく感じます。ここはさすがウルトラブックというだけはあります。
ちなみに重さはスペック上はほぼ互角。両者1.1kgでもともと十分軽いのですが、ただ、R631の方が薄いのでさらに軽いような錯覚を覚えます。
開いたところでは、ずいぶん印象が異なります。RX2ではシルバーのキートップに画面周りがブラックというアンバランスさでしたが、R631では全体的に質感のあるつや消しのグレーですっきり統一がとれています。
キーボードはR730から採用されているアイソレーションキーボード。ただこのキーボード、ENTERキーがその大きさ故か打つたびに引っかかりを感じ、微妙にストレスがたまってきます。仕様なのか個体差なのか確認が必要だと思ってます。
また、dynabookには他のウルトラブックにはない指紋センサーがついているのが◎。ただ、RX2と比べてセンサーが小さいので認識しづらいようです。
画面の大きさは、カタログ上ではRX2は12.1型ワイド、R631は13.3型ワイドとなっていますが、実寸では縦方向はほぼ同じ。横に3cm伸びています。
画面を閉じた状態のインジケーターは、RX2では画面と本体の隙間から点灯状態を確認するズボラな仕組みでしたが、R631ではサイドにもLEDの窓が設けられました。
暗いところではキーボードバックライトも点灯し、ちょっと幻想的(w
また、売りのひとつである起動の早さについては、通常起動でも電源を入れてからログオン画面が表示されるまで15秒、使えるまでに30秒と不満のないレベル。SSDに換装してあるRX2よりも早くなっています。逆に「高速スタート」の効果がまだイマイチわかりません。
ただ、スピーカーはTOSHIBAさんは力を入れていることになっていますが、所詮ノートPCのスピーカー。これは期待する方が間違ってます。
やはり薄くしている分、多少犠牲にしている部分がある感は否めませんが、特にキーボードには不満が残りますが、持ち歩きやすいマシンには変わりなく、総じて所有欲は満たしてくれそうです。
蛇足ですが、WiMAX搭載機なので回線の方も同時加入しました。本体の値段を割引してもらうとともに、デスクトップの方でも使えるようにNECのWiMAXルータを1円でもらってきました。自宅での速度は3~5Mbpsと期待したほどではありませんでしたが、それでも現在のADSL回線が600~700kbpsしか出ないことを踏まえれば、ようやくYouTube位なら快適に見られそうです。ADSLは解約を視野に入れながら、しばらく様子をみます。
(追記)
Enterキーの違和感はやはり我慢できずにお店に申し出たところ、初期不良交換となりました。指紋認証の認識率も向上し、快適に。二つ返事ですぐに処理してくれたヨドバシの対応にも満足。
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