りくべつ鉄道 銀河コース運転のたび
■りくべつ鉄道体験運転 銀河コース第2回
旧北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線の線路の一部を活用して運転体験を実施している「りくべつ鉄道」、昨年からついに構外を飛び出して本線上の運転ができるようになりました。
実は昨年、さっそく銀河コースの体験に赴いていたのですが、ブログにアップする機を逸してしまっていたので、今回の訪問を改めて。
今回は往復とも女満別空港からのアクセス。釧網線の沿線で少しだけ撮り鉄をしてから、、、
鮭の遡上シーズンで、河口は釣り人がたくさん。カモメもおこぼれを狙っていました。
で、いつものように国道242号線沿いに車を走らせ、いかにも北海道のローカル線の情景を思い起こさせる木造駅舎のある川上駅跡へ向かうと、、、
・・・(泣)
いや、事前に今年の5月に取り壊されてしまったということは知っていたんです。しかし、その跡地には工事の現場事務所が。。。確かにお誂え向きの場所なので使わない手はないでしょうが、変容ぶりに軽くショックです。
いままで雑草に覆われていてもかろうじて見えていた路盤もすっかり草のなか。停止位置目標とホームだけが、ここに駅があった痕跡となっていました。
さらに車を走らせて、分線駅の跡へ。
ここも駅舎とホームは撤去され、雑草に覆われ放題で、自然に還る一歩手前といった風情です。
これまで存置されていた途中の鉄橋も今年度中に撤去の方針が示されています。
これで「ゆくゆくは体験運転を川上駅まで」という計画も夢に終わることが確定することになりました。一連の整理は、今後の施設の維持管理の観点から、関係者におかれては現実を見据えた大きな決断をされた結果なのでしょう。このところの災害被害などを見ても、これらの遺物を残しておくことが将来的なリスクにつながることは容易に想像でき、残念ですが仕方のないことです。
そしてさらに陸別の方に近づき、銀河コースの終点までくると、りくべつ鉄道の新たな関係施設が。
駅舎をかたどった集会所のような建物。ホームすらありませんが、いい雰囲気です。
陸別から来た体験運転の気動車がここで折り返していきました。
陸別駅の直近に踏切がありますが、すでに踏切は廃止されており自由に列車の往来ができないので、銀河コース体験時には、踏切をはさんで銀河コース用の気動車に乗り換える必要があります。昨年はまだ野ざらしでしたが、今年は専用の車庫ができていました。銀河コースを定着させる現れですね。
銀河コースは1.6kmの道のり。駅構内をチマチマ往復するのとは違い、速度は遅いですが本線で運転できるのは、これまでとはまったく違うリアルな体験となります。
「シカが出るので、ぶつかりそうだったら躊躇なく非常ブレーキを・・・」という注意を受けたりするのは、さすが北海道です。シカと衝突して体験運転が中止になったりしませんように。
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