ぼくの夏休み'15 ~ストラスブールでBRTをみる~
ストラスブールは言わずとしれたLRTの聖地です。
私もこれまでに何度か訪れていますが、そのたび飽きることがありません。
賑わいのある街なかを走るトラム。次から次へとやってきます。割引運賃の制度も充実し、車内での改札や料金収受もないので、1駅でも気軽に使え、まるで水平エレベータのよう。
年を追うごとに発展してきたこの街のトラムはいまや6路線、延長も57kmまで延び、一大ネットワークとなっています。そんななか、最近BRTまでできたようなので、こちらも乗ってみます。(←というか最初からこれが目的。)
一見すると、普通の連接バスですが、、、
車両も当然バリアフリー。
車内の大きな案内表示器には次のバス停や乗り換え案内などが表示されますが、なかでも地図の上にリアルタイムに走行位置が表示される画面が、はじめて乗る私でもどこを走っているのかが一目瞭然で、非常にわかりやすく感じました。
ここまでなら日本で最近見かける「なんちゃってBRT」とも、そこまでの違いはありませんが、実は月とすっぽんです。
ハード面では、まず走行空間は独立した専用レーンと一般道を道路空間の状況に応じて組み合わせ、一般車両の干渉が最小限になってます。また、停留所はLRTと同様のデザインと設備。
信号ももちろん優先信号で、自動車とは別のLRT向けと同じ信号機に従って運行されています。まさにLRTの車両がバスに置き換わっただけで、中身はLRTそのものといった感じです。
やはり公共交通は、ハコだけで考えるのではなく、システム一体で考えないとそのメリットを十分に引き出せないと思います。日本でもそこら辺の議論がもう少し成熟してくるといいのですが。
ホテルからの車窓からもLRT。一応「トレインビュー」の部屋でした。
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