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ぼくの夏休み'15 ~ランスでほろ酔い街あるき~

今回の旅行では、ストラスブールに加えてもうひとつ行きたい都市がありました。
パリから日帰りで行ける街、ランスです。

ランスには世界遺産になっている大聖堂があります。シャガールのステンドグラスに囲まれた聖堂の荘厳な雰囲気に息を呑みました。その雰囲気は写真では微塵も伝わらないものでした。

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また、ランスと言えばシャンパンの名産地でもあります。市内にもカーブが何箇所かあり、観光客も見学することができます。そのなかから、バスを使って行きやすい場所にあったTAITTINGERを訪問しました。

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ツアー型式で地下に造られたカーブを見学して、、、

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そのあとに、お待ちかねの試飲です。う、うまし。おつまみを持ち込んで、長居したくなってしまいます。

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ほろ酔い気分になったところで、ここでもLRTに乗ります。ランスには、景観に配慮して架線をなくすという特徴あるシステムのトラムが走っています。

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2本のレールの間に設置された集電線から電気を取りながら走ります。電柱も、架線もないので、空がすっきりしていますね。

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架線レスになっているのは市内中心部のみ。郊外部の区間には架線が張られており、通常通りパンタグラフで集電して走っています。

車両もカラフルで、フランスらしい洒落たデザインですね。3種類のデザインのなかから、住民投票から決めたようです。

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日本でも先進的な蓄電技術を活かしたバッテリートラムによって架線レスを目指す動きがありますが、どちらかというと地上設備の簡略化とか、経費削減の視点が中心になっています。それに対して、昔の街並みを大切にして景観を守るという目的をもって、わざわざお金も維持の手間もかかるシステムを導入してしまうのというのは、やはり文化の違いでしょうか。

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Comments

二人で行ってきたのかいな。

これだけのシステムも原発ありきで存在するかと思うと東北の人間としては痛し痒しですな。

気仙沼線も本気でやるならこれくらいにして欲しいものだ。あの揺れ方は、尋常じゃないよ(笑)

Posted by: こんどう | 2015.09.08 11:35

気になって発電比率調べてみたら、フランスって原発依存率7
割超えているんですね。お隣スイスも4割を原発に頼っている
のは意外でした。

大方予想はついてましたが、三陸沿岸のJRの復旧は結局お茶
を濁されてしまいましたね。本質的に利益を追求することが
目的の民間会社にあれを任せるのは酷だと思いますがね。国
の三陸鉄道の扱いとのあまりに違いに違和感を感じます。

Posted by: ON | 2015.09.08 21:40

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