ぼくはローカル線の運転士 ~りくべつ鉄道体験運転 銀河コース~
■りくべつ鉄道体験運転 銀河コース第4回
昨年はいろいろヤボ用が重なってしまってしまい、2年振りの陸別訪問です。ただ、今回は日帰りなので、せっかくの北海道なのに忙しいスケジュール(@_@)
体験するのは今回も銀河コース。1.6kmもの距離にわたって本物の気動車を運転できるというのは、子供の頃の夢を叶えてくれる、まさにプライスレスのプログラム(3万円)。そして今年は実質4割引になる北海道旅行券が使えて、さらにオトク。
女満別空港からレンタカーを走らせ、受付にたどり着いたところ、窓口の方から「ちょっとお願いが・・・」と切り出されてしまい、なにかと思えば「できたら乗車してみたいという方がいるんですが、体験運転中の車両に一緒に乗ってもらってもいいですか?」とのお話。そんなことならと、もちろん快諾させて頂きました。(りくべつ鉄道のルール上、同行者の同乗は可能ですので、要は私がOKすればいいだけの話。)
ということで、聞けばはるか九州から北海道を旅行中という年配のご夫婦を「お客さま」としてお乗せして、かつての本線をハンドルを握ってのんびりゴトゴトと走っていると、本当に自分がローカル線の運転士になったような気分になってきました。
体験施設としてこの規模は、さすが北海道といったところでしょうか。
りくべつ鉄道という形でふるさと銀河線の車両が息を吹き返してから、もう7年が経ちました。最初は構内の往復からスタートした営業も、順調に展開を見せ、今年の9月23日にはついに分線駅までの体験乗車が計画されています。
ついでに沿線を探索してみると、分線駅のホームはすでに跡形もありませんが、線路は草刈りを済ませて復活運転の準備が進んでいる様子がうかがえました。
一方、りくべつ鉄道の計画当初はここまで伸ばす予定だったった川上駅の跡。いまは夢の跡です。
一昨年の訪問時には駅舎が撤去され、その代わりに現場事務所が置かれている状況を見てショックを受けましたが、いまはその現場事務所すらなく、自然に還ろうとしていました。ホームだったコンクリートの土台と、寂しくとり残された駅名票の外枠が、かろうじてここに駅があったことを伝えるのみです。
そして、そもそも周りに家一軒ないこの地。誰も乗るあてのないバス停もいずれ無くなる運命にあったのでしょう。バス停すら廃止されてしまいました。
また、分線-川上間の橋梁も撤去され、路盤の跡には高圧鉄塔が建てられていました。言われなければここにレールが敷かれていたとは、もう気付かないような状況になっています。
同じ場所で撮影した廃止間近(2006年4月)の写真です。川沿いにカーブして線路が走っていました。
「鉄道体験運転」カテゴリの記事
- ぼくはローカル線の運転士 ~りくべつ鉄道体験運転 銀河コース~(2015.09.10)
- りくべつ鉄道 銀河コース運転のたび(2013.09.29)
- 秋深まる陸別へ~りくべつ鉄道重連体験運転~(2011.10.22)
- 三笠SL体験線延長(2010.09.12)
- 2年振りのSL体験運転(2010.05.18)
The comments to this entry are closed.
Comments