映画・テレビ

ゲド戦記試写会

ネット広告からふらっと応募したら当選したスタジオジブリの最新作「ゲド戦記」の試写会に行って来た。

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~招待ハガキは配達記録でやってきた~

宮崎駿監督のご子息である宮崎吾朗氏の記念すべき第一回監督作品なのだが、見終わったあとの第一印象はとにかく「疲れた」というのが正直な気持ち。

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~港町は南イタリアがモチーフらしいです~

ジブリマニアではないのであまり知ったかぶりをして書くのは良くないけれども、とにかく重い。ジブリ作品のなかでも近年希に見る重さなのだ。ナウシカやもののけ姫などの比較的重いと思われる作品でも必ず観客に一服の清涼感を与える場面があり、それがジブリらしい柔らかさにつながっていると思っているのだが、あえて凶暴さを前面に出してメッセージを際だたせる演出としても今回は暗さがちょっと怖かった。

登場人物にしても、ジブリの王道を踏んだ構成になっているものの、例えばいつもなら悪の親玉の手下はどこか憎めないキャラ設定になっているところだが、今回は憎いだけのキャラになっているというところにも現れていると思う。

劇中には過去の宮崎駿監督の作品を思い起こさせるシーンが随所に散りばめられているものの、やはり宮崎駿監督の持っているスケール感やファンタジー性にはどうしても及ばない。親父の偉大さが際立ってしまったと思う。

・・・と、いまの世の中の暗い事件を写しているような場面もあったりして、ちょっと辛口のコメントになってしまった。もちろんこれは個人的な主観ということで、三ツ矢サイダーを買ってどうぞ劇場でお楽しみください(^^;

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