北海道紀行2006

北海道紀行2006 その9~FINAL~

沿道に佇む炭坑住宅の跡に立ち寄り。

060818oro47


060818oro48

ちなみに名羽線跡は、一般の立入は禁止されているが、日曜日限定で沿岸ハイヤーによる観光コースが実施され始めた。興味がある方は冬が厳しくなる前に一度訪問されてはいかがだろうか。

060818oro45

また、羽幌炭坑跡をめぐる「三炭周遊観光コース」もある。

060818oro46

昼食は羽幌の松尾ジンギスカンでツアー最後の食事。

060818oro49

ここでもう皆さんパワーを使い果たした感じで、一路札幌へ帰るのみとなったバスでは、白熱する高校野球決勝戦の実況中継の音だけが響き渡っていた。途中、砂川のハイウェイオアシスで北菓楼のシュークリームをほおばり、19時過ぎに札幌でツアー解散。乙かれさまでした。



と、最後の方は駆け足の紹介となりました。私の立場としては「企画に乗っけて貰った」身になるわけですが、立ち寄り先ごとに予め仕込まれたものもありの、ハプニングもありので、なにかしらのイベントが隠されており、大変楽しませていただいた3日間でした。とりまとめてくださった隊長S氏の巧みな企画とガイド、そして理解ある沿岸バスの社風(?)によるところも大きいと思います。その他いろいろな中の人にも感謝です。と同時に、地方交通の苦悩が垣間見えるところもあり、ちょっと考えさえられたりもしました。

なにはともあれ、沿岸バスでは今後も面白い企画をやらかしてくれそうで(すでにまた、どエライ企画が発表されてますが)、目が離せない存在になりました。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

北海道紀行2006 その8~夢の鉄路・名羽線~

夏場の人里離れた山奥に入ることから、虫刺され対策として半ズボソ禁止令が出され、私も当然長袖、帽子、タオルに防虫スプレーで防備。今は無き深名線を夏に訪れたとき、考えられないほど丸々太ったハチが、人の存在を気にすることもなく我が物顔で駅舎内を闊歩していたことが脳裏に蘇ってきた。

羽幌からバスは東へ進路をとり、いよいよ名羽線へ初乗り入れ。なお、路盤跡は石灰石の採取ルートとして現在も使用されている私有地であり無断で侵入はできない。

060818oro38

~建設途中で棄てられた橋脚~


060818oro37

~名羽線「代替バス」からの景色~


060818oro33

~単線用トンネル~

途中からバスを降り、徒歩で移動することに。当然トンネル内には照明がないため、後方よりバスのヘッドライトで照らしてもらい、やっと足元が確認できる。

060818oro35

~貴重な体験・未成線ウォーク~


060818oro34

~トンネル抗口の銘板~


060818oro39

~闇に照らされたトンネル~


060818oro36

~トンネルを抜けるバス~

コンクリートの剥離や欠落といった構造物の傷みから、月日の経過や幾度の厳しい冬を越えてきたことが想像される。

060818oro40

~ひび割れた橋梁の隙間から谷底がのぞく~


060818oro41

~ひしゃげた欄干~

しかし実際に鉄道が走っていたら、逆にこんな場所で撮影できることはなかっただろう。

060818oro42


060818oro43


060818oro44

~うっそうとした緑はどこか碓氷峠の廃線跡と重なる~

すでに9割方の路盤が完成していたということから、この先の朱鞠内方面にもまだ路盤は続いているのだが、道路状況が良くないとのことで、このバスは中の二股止まりとなったが、十分未成線の魅力を堪能するこができた2時間であった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

北海道紀行2006 その7~朽ち逝く鉄路~

■ツアー3日目 8/20(日)

いよいよ、待ち遠しかった名羽線跡探訪の日。ツアー参加者のテンションも朝から高い。

臨時停車した遠別営業所からさらにテンションを上げたバスは(Sさん、さすが)、羽幌へ向けて南下。その途中で、羽幌線最大の遺構となっている金駒内陸橋に立ち寄り。いまにも日本海に飛び出ていきそうな路盤を眺めながら、キハ22が走っていた頃を想像してみる。

しかし、普通の観光バスなら絶対こんな場所で止まらないだろうという場所に止まってばかりのツアーだなぁ・・・

060818oro30

~現役の時は絶景が楽しめただろう金駒内陸橋~


060818oro31

~自然に還りきれない構造物は残酷でもある~

旧羽幌駅跡は沿岸バスのターミナルに変わっていた。記念碑と腕木信号機のモニュメントが残されていなければ、ここに鉄道が通っていたと気付くこともないだろう。

060818oro32

~旧羽幌駅に停車中の沿岸バス~

| | Comments (0) | TrackBack (0)

北海道紀行2006 その6~最北の地へ~

途中、北へ向かっているはずなのに利尻富士を右手に見ながら走るというハプニングを交えつつ、バスは稚内へ。稚内でもこのツアーバスが同業他社の注目の的だったのは、添乗員S氏の人徳のなせる技かな。

060818oro19

~稚内防波ドーム~


060818oro22

~日本最北の駅~


060818oro21

~稚内公園から見下ろした稚内市内~

市内では少し長めの自由時間が設定されたので、ノシャップ岬へ行く者あり、どういう意図だか稚内進出を果たしたぁゃιぃ鉄道用品店カラマツトレインに向かう者あり、めいめいの時間を過ごす。

060818oro20

~稚内で食べたタコしゃぶ~

ここから本日2組目のゲスト、『この先90kmスタンドはありません』(‥;)というトンデモ看板を出したガソリンスタンドが市内にあるという観光情報を寄せてくれた最北の腐女子(本人談)が乱入し、さらに賑やかになったバスは最北の地、宗谷岬へ。(GSの写真は沿岸バスのサイトで探してください。)

060818oro23

~東京まで1106km~


060818oro24

~宗谷岬に佇む鴎~

稚内空港近くから天北線のルートに入り、天塩へ戻るルートへ。途中樺岡駅跡で停車したものの、鉄道の痕跡はすでにとどめておらず、道端にぽつんと残された錆びて朽ちつつある駅名標がそれを示しているだけだった。

060818oro25

~樺岡駅跡と沿岸バス~

このあと、整地工事が始まった沼川駅跡にも立ち寄り、意外な発見があって盛り上がったあと、JRで稚内に帰る腐女子のお見送りのために豊富駅へ。稚内方面の最終が18時09分発なのに、バスが着いたのが10分前。誰も突っ込んでいなかったけど、S氏の素晴らしいタイムキーパーぶりにひとり感心しておりました。牛たん1号2号ともここでお別れ。

060818oro26

~万歳三唱はお約束!?(見送られる方が恥ずかしいって・・・)~

出発前は降水確率80%の予報で、どこかで雨に降られることは覚悟していたが、着いてみればどんどん天気は好転していくばかり。この日も綺麗な利尻富士の姿を望むことができました。

060818oro27

~利尻富士に沈む夕陽~


060818oro28

~紅色に染まる空~


060818oro29

~今日も楽しい1日を運んでくれたバスにご苦労様~

再び戻った天塩温泉 夕映にて、お土産抽選会などのひとしきりのイベントが終わったのちも、布団が敷かれた和室に参加者が集まり、さらに牛たん1号2号まで再登場し、いまにも枕投げが始まりそうな修学旅行気分を味わいながら2日目終了。

やっとこさで次回、名羽線跡の突入レポートになります(見込み)。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

北海道紀行2006 その5~でっかいどー~

■ツアー2日目 8/19(土)

2日目は引き続きオロロンラインを北上する形で、まず幌延にあるオトンルイの縦列風車群へ。整然と立ち並び、同じ方向を向いて回る風車の姿はなにかのモニュメントかと見紛うばかり。

060818oro14

~実は電気で回ってます(嘘)~

次に訪れたのはサロベツ原生花園。今日バス停で待っていたのは・・・牛乳抱えた牛が2頭( ゚д゚)ポカーン。ちなみにこれもこのツアーのためだけに仕込まれたアトラクション。ご厚意で豊富牛乳を美味しく頂きました。ごちそうさまでした。

060818oro16

~牛たん1号、2号~

しかしこの構図は・・・まさに沿岸バスのアスキーアートの世界。

Toyotomimilk_1


060818oro15

~青空のもとの原生花園バス停~


060818oro17

~WindowsXPの壁紙ではありません~

しばしの散策ののち、なぜか雌牛2頭がバスにそのまま乗り込んできて(あ、着ぐるみは脱いでから)、華やかになったバスは一路稚内へ・・・

060818oro18

~道路は続くよ、どこまでも♪の世界~

| | Comments (0) | TrackBack (0)

北海道紀行2006 その4~天塩温泉へ~

留萌営業所で再び観光バスに乗り換え、留萌駅前に移動してお買い物。紹介されたのはお勝手屋 萌という、秋葉原にあったら確実に別の系統のお店になるネーミングのおみやげ屋さん。添乗員かつ隊長のS氏より、お土産屋である旨の注意を再三受ける(^^;

遠別営業所の到着を心待ちにしているツアー参加者を乗せたバスは、苫前の風車群などを眺めながら、一路遠別へ。遠別営業所で「歓迎」を受けたのち、またマニアックなイベントである遠別天塩線のリバイバル運行バスに乗り換え。(しかし、ホント各所で「歓迎」の多いツアーだったなぁ・・・)

060818oro12

~遠別発天塩行のちょっとレトロなバス~


060818oro13

~遠くに利尻富士を眺める夕景~

バスはそのまま宿泊地であるてしお温泉 夕映へ。「便所温泉」の異名を持つとも言われるだけあって、ここの特徴は強いアンモニア臭と、黒褐色に濁ったお湯。確かに浴室へ入ったときは鼻にきた。もっとも便所というより、理科の実験室のような感じだったかなぁ。そのうち慣れると、いかにも「天然温泉」っていう感じがして良い。広いし露天風呂からの眺めも良いし、すっきり疲れを癒しました。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

北海道紀行2006 その3 ~増毛ライナー~

途中増毛の沿岸バスターミナルでゲストが加わったのち、「寿司のまつくら」でちらし寿司の昼食。

注目すべきはここの「ジャンボちらし」。山盛りのシャリに新鮮なネタがタイルのようにびっしり貼り付けてあるという逸品。ネタの量もシャリの量もハンパじゃない。このオプションに4名がチャレンジしていたが、さながらフードバトルの様相を呈していた。

060818oro07

~右、並盛り。左、大盛り~

昼食後、増毛の街を散策し、最北の酒蔵「國稀酒蔵」を見学。

060818oro08

~石造りの建物が残る街並み~

060818oro09

~國稀酒蔵~

ここでバスの乗り換えがあり、迎えに来たのは一見普通の路線バスだったが・・・

060818oro10

~臨時急行増毛ライナー(実在しません!)~

側面に回ってみると・・・

060818oro11

~( ゚д゚)ポカーン~

さらにすごいのは、この表示はシールではなく、このツアーのためだけに本物の方向幕のなかの一コマに仕込んであるという芸の細かさ。リバイバル列車のたびにシールでごまかしているそこのJR、少しは見習え!!

車内で沿岸バスオリジナルチョロQの制作裏話などを聞きながら、留萌へ。しかし、バスツアーで路線バスの車両に乗車する機会というのも滅多にない経験で、なんだか小学校の社会科見学を思い出して面白かった。

(ちなみに沿線のバス停で普通にバスを待っている人には、停車して貸切であることをきちんと説明してました。そりゃそうだよなぁ・・・)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

北海道紀行2006 その2 ~出発~

というわけで、8月18日午前9時30分過ぎ、札幌駅北口からツアーがスタート。バスはまず最初の目的地である増毛を目指して出発した。

さっそく車内で自己紹介などが始まると、あぁオフ会だなと思う。実はオフ会というものは初めてではなく、まだ若かりし大学生の頃(^^;)、NIFTY-Serveの時代に1,2度参加経験があるので、なんとなく雰囲気は分かっていた。

しかし、職業は公務員から始まって会社員から鉄道屋さん、バス屋さん、旅行屋さんまで、住んでいるところも道内から「海外」までと、色んな方が一同に会するのが面白いところ。企画が企画だけに世代は20~30代が中心となっていた。

060818oro06

~「海外 8名」?~

とそんなこんなで、日本海側に出て、かつては渡し船でしかアクセスする方法がなく、まさしく陸の孤島と呼ばれ、国道開通が長年の悲願だったという雄冬で最初のストップ。

060818oro02

~白銀の滝~

060818oro04

~日本海にそびえる雄冬岬~

ん、後ろの看板をよく見ると・・・ユータンってなに?

060818oro03

~2ちゃん語的看板~

雄冬を背に、増毛へ向かう途中、歩古丹バス停で臨時停車。ここにもともとあった集落はなくなり、さらに国道も付け替えられたために周りにはなにもなく、いまや乗り降りする客は誰もいないにも関わらず残り続ける謎のバス停。路線バスで訪問すると、降りたが最後次のバスまでの数時間耐えなければならない。まさに秘境。

・・・っていうか、道路工事でバス停ポールが道端に投げ捨てられていました(汗

060818oro05

ぽこたんあゆみこたんと読みます~

ここでもめいめい気の向くままに撮影を済ませ、引き続き増毛へ向かうことになる。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

北海道紀行2006 その1

ある日、ふとした機会に友人が口を滑らした(^^;)のがきっかけで知った、「北海道紀行-2006年度版- 日本海オロロンライン縦断 ~道北の味覚と自然・産業遺産を巡る3日間の旅~」という、なんとも旅情を誘うタイトルのバスツアー。


060818oro01

このツアー最大の目玉は、かつて北海道の鉄道がまだ盛んだった頃、羽幌と朱鞠内を結ぶ予定で建設が開始され、鉄道施設の大半が完成しながら国鉄再建のあおりを受けて建設中止、その後開通の日の目をみることなく放棄された鉄道未成線である名羽線跡にバスを乗り入れてしまおうという企画だった。

普段なら間違いなく二つ返事で飛びつくところだが、1点だけ気になる点があった。それは、このツアーが沿岸バス主催旅行でありながら、正体がなぜか2ちゃんねるのオフ会とされていること。

時折覗くことはあってもどこの板に生息している訳でもなく、知り合いもいるわけでもない状況で参加するのは正直少し尻込みしたが、名羽線という禁断のエサと、連れがいる心強さが勝って申し込んでみることにしたのである。

それに、いくらオフ会って言ったって、まぁどうせ好きなひとが集まってるのは間違いない訳だし。

予定されていたコースは、日本海側のオロロンラインを縦断するルートで、
 1日目:札幌-増毛-留萌-羽幌-天塩
 2日目:天塩-稚内-宗谷岬-天北線跡-天塩
 3日目:天塩-羽幌-名羽線跡-羽幌-札幌
ということになっていた。

と、この程度の情報で、出発前はこのツアーが持つ真のすごさを知る由もなかったのである。

| | Comments (0) | TrackBack (0)