YS-11さよならイベント@茨城空港
海上保安庁が保有してきた最後のYS11。国内の旅客輸送から姿を消してからも日本の海を空から支えてきたYSでしたが、いよいよ退役の時を迎えるにあたり、そのさよなら展示会の見学に茨城空港まで行ってきました。
開港後初の訪問となる茨城空港へは東京駅からの直通バスを利用。このバス、常磐線特急を使うよりも早いうえ、鉄道だと普通列車でも2千円以上かかるところ、航空機利用者は500円、そうでないひとも1,000円という破格のサービス。快適なアクセスが約束されます。
YS-11はアシアナ機が離陸したあとの13時過ぎに飛来。最初の着陸ではタッチアンドゴーを披露したらしいも、ここの展望デッキ、百里基地の関係で片方向しか視界がないイジワル偏光ガラスになっているせいで、状況がまったくわからず。
2回目の着陸で、たくさんの人が出迎える中、スポットに入ってきました。デッキにはご家族がJACのYSの操縦桿を握っていたなどという話をされている方もいました。
YSの見学会場はここのエプロン。見学者はターミナル脇のエプロン入口からダイレクトにアクセス。
この日最後の定期便である14時発の春秋航空が離陸すると、いよいよゲートが開放。空港の制限区域にご自由にどうぞ♪というのもなかなかない経験。こんなことができるのも茨城空港ならでは!?
とりあえずお目当ては機内見学です。
JACラストフライト以来の、この角度からみるプロペラ、そしてタラップ。生きているYSにまた乗りこめるとは思いませんでした(今日は飛べないけど。)
機内に足を踏み入れると、いきなりコックピットを見せてもらえてびっくり。アナログな計器やスイッチがびっしりの世界です。
旅客機以外の機内を見るのも初めてで、興味津々。操縦室の背後にあった向かい合わせの席は打ち合わせスペース?
後方は哨戒監視用のスペース。ドーム状のガラス窓があります。床下を覗けるハッチがあったり、海保機ならではの装備です。
そして最後は、右後方の荷物用ハッチから「脱出」。機内装備はまるで違いましたが、丸形の天井が懐かしい空間でした。
残りの時間は外からの見学です。
後ろから。
大勢の見学者に取り囲まれたYS。
この飛行機の正面を見て「かわいい~」と声を上げるひとがたくさんいたのが印象的でした。新幹線0系と同じポッチャリ系の顔立ちですよね。
アシアナの地上職員も、総出でご見学。
機体にこんなに近づき、またかなり自由に見学することができ、貴重な機会をありがとうと言いたいです。海保といえば昨年はいろいろありましたがw、めげずに頑張って下さい。
(おまけ)
タラップ車がこんなことにw。中はちゃんと通り抜けられるようになってました。
Recent Comments